ストーリー94 ページ44
あ「……あ、えと…」
『好きだよ、A。』
…え、これって……、え…?…どうゆうこと……?
……そうゆう、こと……?
あまりにもゆきちゃんが自然に言うもんだから、なかなか理解が追いつかない。
いつもみたいな空気で、いつもみたいに2人で話してる雰囲気のままで、そんな当たり前みたいに…
あ「…えと、つまり……?」
笠「…ふっ。
…おれ、お前のこと好きだよ。たぶん、ずっと前から…。」
………っ、ゆき、ちゃん…、
笠「ま、自覚したのはけっこう最近だけどな。
…でも、自覚したとき気づいたよ。おれ、ガキの頃からAのこと好きだったんだな、って…。
けどよ、今の関係もすげえ大事にしてきたもんだし、居心地も良かったから別にこのままでもいいんじゃねえかと思ってたんだ。
……けど、やっぱダメだった。お前を黄瀬に取られそうになるし、俺も欲が出ちまった。
……やっぱり俺は、お前が欲しい。」
ゆきちゃんがぽつりぽつりと思いを吐露してく度に、私の心臓は大忙し。
…でも、ゆきちゃんがどれだけ私のことを大切に想ってくれてたのかが、痛いほど伝わって……
あ「ゆきちゃんっ!」
笠「おわっ!」
言葉より先に体が動いて、ゆきちゃんにぎゅっと抱きついた。
あ「…わたしも、ゆきちゃんのこと好きだよ。わたしも、ずっと前から…。
幼馴染としての好きだけじゃない。
…手を繋ぎたい、ぎゅってしたい……。そういう、好き!」
笠「……やべぇ…。」
あ「ゆきちゃ…わっ!」
ゆきちゃんの顔が見たくて、離れようかと思ったら今度はゆきちゃんにぎゅうっと強く抱きしめられた。
笠「いま、見せれねぇ顔してっから…。」
声から察するに、きっとゆきちゃんのお顔は真っ赤っかなんだろう。
でも、見せられないと言われると……
あ「照れてるゆきちゃん、見たいなぁ…。」
笠「なっ、てめっ!照れてねーよ!!」
あ「えー?じゃあ見てもいいじゃん」
笠「ぜってぇダメだ!もうここから一生動かねぇからな!」
あ「えーー!?」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2019年9月10日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
14がすき(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 大変遅くなってしまい申し訳ございません。だいぶ離れてしまっていたんですが、頑張っていこうと思います。コメントありがとうございます!よろしければこれからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年9月9日 22時) (レス) id: c8accdc037 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月30日 16時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
地味って便利 - 笠松先輩イケメンですね!楽しみにしてます。頑張ってください (2017年7月15日 22時) (レス) id: 3582ac3c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:14がすき | 作成日時:2017年5月17日 22時