ストーリー63 ページ13
わたしの腕に、ちゅっ、ちゅっとキスを落とすゆきちゃん。
あ「んっ、や、だってばっ!」
笠「……」
全然、やめてくれない…。
なんで?どうして?
こんなのやだよっ…。
こんなの、わたしの知ってるゆきちゃんじゃないっ…。
げしっ
笠「ぐっ…」
私は思いっきりゆきちゃんを蹴った。
あ「ゆきちゃんのばかっ!大っ嫌い!!」
そう吐き捨てたわたしは、家を飛び出した。
もうこれ以上、ゆきちゃんと同じ空間にいれないよっ…。
笠「…くそっ……。何やってんだ、おれ…」
〜〜〜
あ「……あ、ここ、ゆきちゃんと一緒に花火したとこだ…」
無我夢中で走り続け、気がつけばあの公園に来ていた。
………。
あ「……うっ、ううっ……」
花火をした日の光景が頭に浮かんで、涙が溢れる。
……ゆきちゃんとの喧嘩なんて、今に始まったことじゃない。
小さい頃なんて、そんなの日常茶飯事だった。
だけど今までは、あんなこと、なかったのに…。
怒った腹いせみたいに…、嫌がらせするみたいに、
キス、とか…。
あんなに冷たい顔をしているゆきちゃん、初めてだった…。
…でもさ、ゆきちゃん、
私、初めてのキスだったんだよ?
初めてのキスって、こんなに悲しいものなの…?
わたし、夢みてたのに…。
お互いの気持ちが通じあったとき、引力で引かれたみたいにするのかなぁ、とか、
優しく唇を重ねるのかなぁ、とか、
それで、幸せで胸がいっぱいになるのかなぁ、とか。
それで、その相手が、
………ゆきちゃんならいいなぁ。
とか…。
あ「うぅっ、ひっ…く、もっ、ゆき、ちゃんのっ…ばかっ…。あほっ…、うっく…、ばかっ…」
…ねぇ、ゆきちゃん、
………わたしは、好きだよ…。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2019年9月10日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
14がすき(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 大変遅くなってしまい申し訳ございません。だいぶ離れてしまっていたんですが、頑張っていこうと思います。コメントありがとうございます!よろしければこれからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年9月9日 22時) (レス) id: c8accdc037 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月30日 16時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
地味って便利 - 笠松先輩イケメンですね!楽しみにしてます。頑張ってください (2017年7月15日 22時) (レス) id: 3582ac3c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:14がすき | 作成日時:2017年5月17日 22時