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ーBAEKHYUNー
下を見て何かを考えながらやってきたチャニョル。なんとなく、いつもと雰囲気が違ってて。
早かったな、なんで肩を叩けば、笑顔を返されて、上の空。
まあいいや、とみんなでバンに迎えば。
『あ、すいませーん。』
──バサバサバサッ
何かが落ちた音がして、その方向に視線を移せば、1人の女性が慌てたように大量の紙を集めていた。
面倒くさそうに謝った男性は、どうやらその女性にぶつかったようで、その拍子に女性の持っていた紙がばらまかれたらしく。そそくさと去っていく男性に気分が萎える。
「ひっでーやつ。」
ぼそっと呟き、女性を手伝おうと歩き出した瞬間、誰よりも早く俺の横を通り過ぎ、女性に近づいたのは
…チャニョルで。
ササッと紙を集めるチャニョル。そのまま何も言わずに立ち上がると、しゃがんでいる女性に手を差し出した。
アヤ「あ、ありがとうございます。」
控えめにその手を握り立ち上がった女性。
でも、チャニョルは手を離さず、
CY「アヤ…」
愛しそうにそう呟いた。
俺たちが息を呑んだその瞬間。
CY「会いたかった…ずっと…。」
チャニョルは彼女を引き寄せて抱きしめた。
ジュノ「アヤ?」
リツ「何してんの。」
.
.
.
──アヤはもう、俺達のだから。
2人がもう一度出会った時、運命の歯車はゆっくりゆっくりと動き出す。
愛に囚われていく2人を待っているのは幸せな未来だろうか、それとも…
残酷な現実だろうか──。
……To be continued
.
『愛に囚われて』はこんな感じです。
次は、『光』です。
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アリサ - ジョングク (2019年7月17日 9時) (レス) id: d938d71082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作成日時:2019年7月13日 0時