好きって言ってよ！ DK

☆お祝いは365日受付ております ページ9

お子守りなんて言われた私の誕生日もついに明日！

何着ていこうかな♪
あまり改まりすぎるのも良くない気がするし…
カジュアル過ぎてもなんか特別感ないし…

どうしよう。

考えてみたら制服以外で遊びに出た記憶が無い…
休みの日は遊びに行かずにずっと絵を描くような生活してたし
遊びに行くような女友達も居ないから根本的に……。

女の子らしい花柄とかレースとか持ってないし
クローゼットにはシンプルな服ばかり
私が持ってる柄物と言ったらボーダーとブロックチェック位
しかも色は…モノクロ…

買いに行く時間もないし今ある服を着ていくしかない

ダメだ。
考えるのやめよ。
明日の朝起きて直感で決めよう。

ってなったら
絵でも描きに行こ♪

今夜もひとりの家
離れに私のアトリエを作ってくれたお父さんに感謝だ

アトリエのドアを開けると油絵具の香りがする
最初はくさって思ってたけど今では心落ち着く香りだ。

はぁ…♡
誕生日を大好きな人と過ごせるって初めてで
ドキドキが止まらない

だから落ち着くアトリエに来たのに
ダメだこりゃ

早く明日にならないかなぁ〜

誰も居ない
1人には広すぎる家の中をスキップしながら自室へ戻る


ベッドにドサッて寝転ぶとスマホで明日の待ち合わせ場所への行き方を確認

お昼の12時に清渓川のカフェの前

待ち合わせして、カフェでも入って
ソウルの街をブラブラして
屋台でおやつ食べて

明日は何が待ち受けてるんだろう♪

楽しみすぎて身体がムズムズする

ピコピコ♪

ん？ミンギュだ。

민규【明日良かったな】

うん！楽しみ！っと送信

ピコピコ♪

민규【俺もAの誕生日祝いたかった！】

打つのめんどくさい。
電話しよ。

っと電話を掛けたらワンコールで出るミンギュ

「早いね‪」

m『いじってたから』

「そっか‪wあ、お祝いは365日お受けしてるからね、プレゼントも同じだから！」

m『なんだそれ‪w
誕生日のお祝いは誕生日から3日間に言うって決めてるから』

「じゃぁ学校でお祝いしてくれる？」

m『もちろん！ケーキ焼いてってやる』

「えー作れるのー？」

m『俺こう見えて料理上手なの』

「ホントにぃ？私は全然」

m『あ〜ポイね』

「少しは否定してよ」

m『じゃぁさ、得意料理は？』

「辛ラーメン」

m『…今度教えてやる』

「お願いします…。毎晩インスタントラーメンに限界を感じて来てたんだよね」

m『マジか…』

☆今日は来てくれてありがとう→←☆最後の晩餐しとけよ

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