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「…征十郎?」
意識がはっきりとして、自分の名前が呼ばれていることに気付いた。
さっきのアレは、何だったのか。
やけにリアルなそれは、明晰夢なのか、それとも
「征十郎、大丈夫?」
「あぁ、…大丈夫だよ」
「そう?なら良かった。」
さっき話した時は、確か。昼過ぎだった筈なのに、視界に入った空は真っ暗だ。
Aが指摘しない限り、本当に寝ていただけなのか、…何時なんだろう。
「ところで、ねぇ。…話って、何?」
話?…話、何の。
覚えていないのだ。
そんなこと、僕が言ったんだろうか_____
思い出そうとして、酷い頭痛に襲われた。
彼女は哀しそうに笑った。
.
『征十郎。わかっているだろう?そろそろ、後継ぎを作らなければ』
『ねぇ、私。結婚出来なくても、いいよ。だけどね、____』
『 思い出した、? 』
.
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雨紅(プロフ) - 何度もコメント失礼します。本当に何回読んでも泣いてしまいます。人間の内面を抉るような文章の書き方、全てに感動しました。繰り返し読んでいます。ありがとうございました。 (2015年12月7日 0時) (レス) id: 85987802b2 (このIDを非表示/違反報告)
緋莉(プロフ) - 感動と切なさで胸が一杯です。。素敵な小説をありがとうございました!! (2015年8月23日 21時) (レス) id: 758bbf0526 (このIDを非表示/違反報告)
悪童 - 赤司様がいいです!!! (2015年7月20日 20時) (レス) id: 36a059792c (このIDを非表示/違反報告)
水城(プロフ) - 赤司様で!!! (2015年5月13日 23時) (レス) id: 4984122abc (このIDを非表示/違反報告)
雨紅(プロフ) - 赤司くんがいいです!! (2015年5月13日 19時) (レス) id: 4a5e53c7aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綵架 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayakamakar1/
作成日時:2015年4月25日 18時