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Episode103 / 試験はキケン ページ4

『まさか定食屋さんがハンター試験の会場だなんてねー』

「うん、ナビゲーターがいなきゃ辿り着けないよ」

無事、ナビゲーターの案内で試験会場へと続くエレベーターへ通された私たち。

クラピカとレオリオの“ハンターとは”の言い争いを聞き流しながらゴンと話す。

チン

と音が鳴ってエレベーターを降りると、そこにいた数百人の受験者たちの視線が刺さる。




しかしそれは一瞬、すぐにみんな目をそらした。


「一体何人くらいいるんだろうね」

ゴンが呟く。

ざっと400人くらいだとは思うんだけどな、気配的に。


というか、みんな非念能力者だけど大丈夫なのかな


『ゴン、私知り合いがいるからちょっと行くね』

ゴンに声をかけてから私は人混みの中へと歩き出す。

「待ってよA!……行っちゃった…大丈夫かなぁ」

ちょっと申し訳ないなー。ゴンはずっと目の見えない私を心配してくれていた。
歩く時も常に手を引いてくれたり…


うん、でも仕方ない。今から行く人のところまで連れていく訳にはいかないからね。



周りの気配を感じ取りながら、知っているオーラの元へと足を運ぶ。


そのとき、目の前からずかずかと歩いてくる男を避けきれずぶつかってしまった。

『…あ、すみません』

反射的に謝るが、なぜ相手は全く避けようとしなかったのかが気になる。


「おいクソガキ!てめぇ誰にぶつかったと思ってんだ?あ!?」

何でキレられるの。

めんどくさいのでそのまま男を放置して、絶で気配を絶ってそそくさと人混みに紛れた。


あれ、ヒソカの位置が移動してる…

これだけ人が多いと、歩きにくいし見つけにくい。

とりあえず端の方に移動しようと動き出した時、

「ぎゃあぁあっ」

血の匂いと懐かしい声が同時に鼻と耳へ入る。

「人にぶつかったら謝らなくちゃ♣」


うん、見つけた

でも今はあんまり近づかない方がいいかなー

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設定タグ:HUNTER×HUNTER , 幻影旅団 , ハンターハンター   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ろりお | 作成日時:2019年8月4日 10時

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