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第12話「敦くん」夢主 ページ13

あれから数年経ち、私は太宰さんを追って、探偵社に居る。
今日は非番なのだが、、太宰さんが捜査をすると聞きつけ、事件現場に居た。

「国木田さん、これってもしかして……。」
「……!!嗚呼、恐らく“人喰い虎”の_」

私と国木田さんが至って真剣に調査していると、太宰さんは私の肩をちょちょい、と突く。

「ねぇ、あの川……良い川だね。」

……は?
私達は思わず声を揃えて振り返った。
すると……

「太宰さん!?!?!?!?!?!?!?!?」

何と、川に流されていた。

「異能力、“女王の誇り(プライド)”…って、あ、無効化された!!!!」

慌てて太宰さんの周りに結界の様に異能を使うが、太宰さんは「えいっ!!」と、何故かウィンクまでしながら無効化してくる。

私、暁いろは。18歳。
突然ですが、生きる理由を失いそうです。

呆然と立ちすくむ私の隣で、国木田さんはワナワナと怒りに震えていた。

「こんの…唐変木ぅぅううううーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

国木田さんの怒りの雄叫びが、辺り一帯に響き渡る。
まるで、虎の雄叫びのように……__。






数時間後、私は国木田さんからの電話の内容に半分泣きかけ、河原に数分で到着した。

「貴方が!!!!!!!!!!!貴方が太宰さんを助けてくれたんだって!?さぁ、お礼に何でも買ってあげる!!名は?少年よ!!」

そんなキャラに合わない、結構格好良い台詞を言う私だが、太宰さんに抱き着いているせいか台無しだぞ、と国木田さんに呆れられている。
そんなの私にとってどうだっていい。
太宰さんに大して歳変わらないだろう……何て呆れられているけれど、まぁそれも今はどうだっていいだろう。

「あ、敦……です……。」

……あつ、し?

困惑気味に名乗った少年……基、敦くんの言葉に、ふと何かが私の頭に引っかかった……___。

第13話「武装探偵社(前編)」夢主→←第11話「森 鴎外」夢主


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設定タグ:文スト , 中島敦 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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業猫(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます……修正しますので少々お待ちください;; (2020年6月4日 23時) (レス) id: 3f4322bc19 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 名字を設定しても、(名字)のままなんですけど.... (2020年6月4日 23時) (レス) id: 63ee3bf45b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:業猫 | 作成日時:2019年5月20日 18時

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