第10話「芥川 龍之介」夢主 ページ11
『私達は忙しくてね。代わりに私の部下に案内させるから』
……そう、太宰さんに言われマフィアに来たのは良かったのだが。
「……あの、私何かしました?」
「
……私、そんなこと言ってないけどな。
確かに匂わせはしたけれど。
なんて思いつつ、そっぽを向いたままの青年に礼を云う。
「あ、そういえば一昨日は助けて下さって有難う御座いました。」
「……太宰さんの為にしたまで。貴様が何処で野垂れ死のうと、
「太宰さんの事、好きなんですね。」
「……好き?」
彼は不機嫌そうに言うが、多分嫌がっては居ない。
多分、本当は不機嫌な訳では無いのだろう。
「……そういえば自己紹介してませんでしたね……暁いろはです。宜しくお願いします。」
「
また不機嫌そうに言うが、それでも律儀に返してくれる。
きっと、根は良い人なのだろう。
「じゃあ、芥川さん、宜しくお願いします。」
「……貴様が試験に受かったのなら考えてやろう」
これは、もしかして所謂ツンデレというやつなのだろうか。
そんなことを考えていると……
「………入れ。
「……!!」
その扉は重苦しい雰囲気を纏っており、否が応にも中に絶対的強者が居る事が分かる。
私は一度深呼吸をし…扉をノックする。
覚悟せよ。
そう、芥川さんに言われた気がした。
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業猫(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます……修正しますので少々お待ちください;; (2020年6月4日 23時) (レス) id: 3f4322bc19 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 名字を設定しても、(名字)のままなんですけど.... (2020年6月4日 23時) (レス) id: 63ee3bf45b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:業猫 | 作成日時:2019年5月20日 18時