30．物騒探偵社 ページ34
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包丁でものを切るトントンという音で目が覚めた。
台所へ目をやると、服を着替えた敦さんが朝食を作ってくれていた。
『おはようございます』
「あ、Aちゃんおはよう」
敦さんがこちらを向いて云った。
「あと少しで朝食できるから待ってね」
『はい、ありがとうございます』
住まわせてもらっているのに申し訳ない。
数分経ち、朝食ができたようだ。
机に置かれた味噌汁と焼き鮭の香ばしい匂いが鼻を刺激する。
白米が左右に湯気を立てている。
その光景を見て、腹が減っていくのを感じる。
「いただきます」
『いただきます』
味噌汁のネギの風味がとても合う。
鮭も程よい焼き加減で香ばしい。
白米も食べ終え、お茶を啜る。
ごちそうさまでした、とほぼ二人同時に云う。
そして探偵社へ行く準備し、出発するその時＿＿
敦さんの携帯からバイブ音がした。
「はい、もしもし＿＿って、え！？
わ、わかりました」
そう云い敦さんは携帯をポケットに入れた。
『あ、あの、何かあったんですか』
数十秒間のやりとりで、敦さんの焦りようから良からぬことがあったのでは。
「じ、実は探偵社に＿＿
立てこもりが」
31．だって普通の女の子だもの→←29．電話の向こうに誰が居る？
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金髪紅眼(プロフ) - ありがとうございます！！更新は遅めですが、気長に待っていただけると嬉しいです！ (2021年8月10日 11時) (
レス) id: cab53c1a34 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧霙(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月10日 10時) (レス) id: 2fdb62fc5a (このIDを非表示/違反報告)
金髪紅眼(プロフ) - 嬉しいです、ありがとうございます！更新の励みになります！！ (2021年8月3日 21時) (レス) id: cab53c1a34 (このIDを非表示/違反報告)
亜紅璃 - 面白いです！更新応援しています！！ (2021年8月2日 21時) (レス) id: cd66158f46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橘たまき x他2人 | 作成日時：2021年5月5日 17時
