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鬼が三十三匹 ページ34

「松陽…」



「おや、珍しいですね
甘えてくるなんて」



久し振りに松陽に抱きつくと松陽は拒絶せずに受け止めてくれる



「ん〜…」



「不安なんですか?」



「…うん」



先程奈落の人達に処刑の時間が近づいていると言われたのだ



勿論いつかこういうことになるもは分かっていたのだがいざ近付くと怖くなってものだ



「折角思いを伝えれたのに…」



やっぱり遅かったかなぁと頬をかきながら笑うと松陽も抱きしめ返してくる



「私は嬉しいですよ
やっとAを独り占めできるんですから」



そういうと松陽が私の首筋にキスしてくる



「ッ」



「ふふ、照れてるんですか?」



「てッ照れてないし!!」



「可愛いですね〜」



「かっからかうのやめて!?」



今日は一日中イチャついてました




注.牢屋の中です。

鬼が三十四匹→←鬼が三十二匹



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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年2月22日 21時

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