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またきっと明日がくる.26 ページ26

 
 
 
「あんなに………女性が怖いと感じた日はなかった………」




「わかる、その気持ちは分かるがもう泣くなよ…」



「元々泣いてないです………」



そう言った俺は今…
ほぼ脱げかけた着物を着ながらちゅうやさんに横抱きされているわけだが…



「簪を買って貰ったのは…とても嬉しかったです…」



「あぁ………よく似合ってるな。」



「………ありがとう…ございます………」



正直複雑ですけど…



「まぁ、あれだ。向こうはあんまり悪気はない。」



「…知ってます……ただ、恥ずか死にしそうです……」



「俺もそうだった……」



それから家に帰るまで、俺は顔を合わせない様にしていた…



「ほら、家に着いたぞ。」



「…はい………」




静に地面に降ろされて家に入って行くちゅうやさんに続く…



「あの………この着物……どうしましょう……」


リビングで帽子などを脱いでいるちゅうやさんに聞いてみる。
元は紅葉姉さんの着物なわけで……



「……別にこのまま持ってていいと思うぜ?」



「そうですか…じゃあ、着替えてきます…」



このままでいるのはもう心が持たない気がする
と、奥に引っ込もうとした俺をちゅうやさんが止めた……



「…オイ、A……」



「は、はい……………!」



振り返ると、上着を脱いだちゅうやさんが無言で近づいてきた…



「??」




全くもって……
この時の俺はちゅうやさんの行動に一切の警戒を持っていなかった…





「______」




………え



数秒の空白……
その瞬間…俺の思考だけが停止していたと言ってもよかったと思う。



「その着物、似合ってるぜ?」



そう言うと、さっと踵を返して離れていくちゅうやさん…
あんまりにも、ちゅうやさんが平然としているので…俺はそのまま自室に入る……



「…………れた…」




扉を閉じた途端…ずるずると俺は気が抜けた様に、座りこんだ……



 






 



 





 




「………キス…………された………」

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アミ - 更新頑張って下さい! (2020年3月27日 16時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年12月23日 23時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - すごく難しい気が...。でも凄くい話ですね!続きが気になります!更新出来れば再開してください。お願いします。 (2018年12月15日 7時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜美(プロフ) - 更新がんばってください (2017年5月3日 16時) (レス) id: a15b068210 (このIDを非表示/違反報告)
白蜜 - とても面白いです!! 続きが凄く気になります! (2017年2月13日 7時) (レス) id: 6cc179f9dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いないな | 作成日時:2016年6月23日 18時

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