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またきっと明日がくる.16 ページ16

 
 
 
さてさて、皆様。
かれこれ居酒屋なる店に入って数十分。

なかはらさんとかじいさん。
それ以外は知らない大人……

勿論、未成年である俺はジンジャーエールを飲みながらなかはらさんの隣にいるわけなのだが…



「あの!!なかはらさん!!マジ離れて!!」



「んだよ、A…お前だって酒くらい飲めんだろォ?」



「俺まだ未成年ですし!!
って、なかはらさんも未成年でしたよね!?」



「だから飲めってー!」



お酒を重ねて行くごとになかはらさんが酒に酔っていくのはわかっていたが…!!
まさかなかはらさんがここまで弱いとは!

まぁ、それはそれでなかはらさんの可愛いような一面が見れてラッキーとか思ったけど、これはヤバい!!



「か、かじいさん!!」



助けを求めてかじいさんを呼んだ…しかし



「中原さん、家まで連れて帰るの頑張って。」



この変態檸檬ンンンンンンンン!!!!




「じゃ、中原さんは一軒目でダウンしたと言うことで。」



「アンタ……!一生彼女出来ない様に呪ってやる…!!」



お酒で酔いつぶれたなかはらさんを背負って俺は店を出た。
酷いものだ。
というか、なかはらさん見た目の割にちょっとだけ重かった。




「A〜……」



「グエっ………ちょ、なかはらさん…首締まってるんですけど…」



「お前…やっぱ、温けェなァ……」



寧ろ暑いぐらいですよ。俺は。
とは、言えず。

しがみついてくるなかはらさんを余計に落とさないよう、俺は歩く。


いつもよりなかはらさんの匂いが近い…
直に背中から伝わる温度に俺は顔を緩めた。

そして、一人言の様に今日あった出来事を話した。



「なかはらさん……俺、今日、とっても楽しかったんです。」



この髪、エリスちゃんが結んでくれたんです。
森さんは少し怖かったですけど、優しかったし変態檸檬さんは騒がしくて飽きない人です。

仕事中はなかはらさんといれないのは寂しいですけど、迎えに来て貰って安心しました。
昔、母さんがいた時はちょっとの間、保育所に預けられてたんですけど、他の子は皆真っ暗になる前に迎えが来るのに、俺だけは夜の帳が降りて真っ暗になっても先生と一緒に母さんを待ってたんです…

だから、なかはらさんがああして迎えに来てくれた事が一番嬉しかったです。

それと…首領さんに「俺の中でなかはらさんは何だ」って聞かれた時に、一つ言わなかった事があるんです。





 



 








 




なかはらさんは、俺の大好きな人です

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アミ - 更新頑張って下さい! (2020年3月27日 16時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年12月23日 23時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - すごく難しい気が...。でも凄くい話ですね!続きが気になります!更新出来れば再開してください。お願いします。 (2018年12月15日 7時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜美(プロフ) - 更新がんばってください (2017年5月3日 16時) (レス) id: a15b068210 (このIDを非表示/違反報告)
白蜜 - とても面白いです!! 続きが凄く気になります! (2017年2月13日 7時) (レス) id: 6cc179f9dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いないな | 作成日時:2016年6月23日 18時

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