「文スト」俺には貴方さえいれば…「男主」「中/原/中/也」

またきっと明日がくる.15 ページ15

　
　
　
視点:中原中也



「中原さん……まさかこのガキが……」



「連れだ。」



そう言って俺は隣にいるAを引き寄せた。
梶井と言えば、鳩が豆鉄砲を食らったような顔でAを見ていた。



「随分似てないですけど…弟なんていたんですか?」



「違ェよ!!」



バカか!と怒鳴り、俺は梶井の脛を蹴り上げた。
その痛みで悶えている梶井を眺めていると、外套が少し引かれた。



「あの………誰ですか………?アレ」



少し不安気な顔で梶井を指さすA…

そこで俺はこう答えた。



「変態檸檬。」



「ちょ!!その不名誉な言い方はないでしょう!!」



「じゃあ、自分から名乗れ。」



そう言ってやると、脛から手を離して梶井は檸檬を取り出して自己紹介を仕出した。



「僕は梶井基次郎。異能力は「檸檬爆弾(レモネード)」よろしく♪」



「兎草 A…よろしく、変態檸檬さん」



「ちょっと!?」



「いいぞ。A。もっと呼んでやれ。」



「酷っ!!って、それより今日飲みに行くんですか?」



そうだった、すっかり忘れてたな…


「A、どうする。」



「お、俺ですか!?
いや…まぁ、居酒屋とかバーとかバイト為てたんで別にいいです…けど…」



「わかった、行くわ。」



「わかりました!じゃあ、手っ取り早く広津さんたちも呼びますか。」




「おー、太宰は誘うなよー。店が半壊するからな」



　




　




　




さて、まぁ…酔った後は如何するかな…

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