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「もしかして・・・もうここに来てるの?」
そんな予感がして比与太に尋ねると
比与太は申し訳なさそうに答えました。
比与太「うん・・・早く会いたくて、早く来すぎちゃって・・・ごめんね」
するとAさんは言いました。
「○○番の駐車場に車置いて、部屋に上がってきて」
比与太「えぇっ!?」
思いもよらなかったAさんからのお誘いに
比与太は一瞬チビりそうになりました。
「分かった?○○番よ?」
比与太「はっ!はいっっっ!!」
早送りのごとく素早い行動に移した比与太は
車を止めてAさんの部屋のインターフォンを押しました。
するとオートロックが解除され、Aさんの部屋までエレベーターで上がっていく比与太
チンッ!
Aさんの部屋の前まで行き、ドア横のインターフォンをドキドキしながら押すと
ガチャ!
中からドすっぴんのAさんが出てきました。
比与太「っ!?Aちゃんっ!」
「ごめん……今から急いで用意するから、中で待ってて?」
いつもとは違い、シュンとしたAさんに胸を鷲掴みされた比与太
まるでロボットのようにカチコチになりながらも玄関に入ると
部屋の中はうっすらとせっけんの香りがしてきました。
比与太「(わぁ〜♪女の子の匂い〜♪)」
「狭くて居心地悪いだろうけど、ソファに座ってて?」
比与太「わっ、分かった!」
スタスタスタと洗面所へ行ってしまったAさん
恐る恐る比与太は靴を脱いで部屋に上がると
リビングの片面の壁一面には背の高い本棚があり
びっしりと漫画が並んでいました。
比与太「これかぁ……噂の漫画本は」
漫画本に圧倒されつつ、部屋のなかを見渡す比与太
とてもシンプルで、女の子らしい飾り物や小物
そんなものがひとつもない事に気付きます。
部屋はメゾネットになっていて、どうやら寝室は上にある様子。
キッチンも綺麗に片付いていて、そこには大きな冷蔵庫がありました。
そわそわしながらソファに腰かける比与太
そのうちAさんが洗面所から出てきて、素早くメゾネットになった上の寝室に行ってしまいました。
ガサゴソとなにやらしているAさん
するとまもなく着替え終わったAさんが降りてきました。
「おまたせっ!用意できたっ!」
手には少しだけ大きいバッグが握られ
それに気付いた比与太は、お泊まり用の荷物なのだと思い
またもやお胸がドチドチ。
「比与太?」
比与太を不思議そうに見上げるAさん。
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裕(プロフ) - alexisさん» スゲー頑張ります(笑) (2020年6月23日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - ガンバレ!銀次くん!(≧▽≦) (2020年6月22日 19時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - むーんせーらーさん» あらあら♪私の当初のイメージも同じ方です( *´艸) (2020年6月22日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
むーんせーらー(プロフ) - 私の中のヤーマダは 山田涼介君になりまちた (^-^ゞ (2020年6月11日 23時) (レス) id: 72f9e7a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - リゼ@純粋少女さん» あらやだ!嬉しい♪ありがとうございます♪ (2020年6月2日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年3月30日 12時