【勘違い】源氏の妹は【刀剣乱舞】 (ページ7)

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第３話ページ7

加州side

今日は五虎退、堀川、和泉守、同田貫、膝丸さん、そして俺が出陣だった。

まだ少しレベルの低い五虎退のレベリングを含めての出陣らしい。
敵将まで倒し終わって、帰ろうかと話してる時に急に声が聞こえてきたのだ。

『そーと決めたらｯ･･･』

「ねぇ。今声聞こえなかった？」

遠くから、何て言ってるのかは聞き取れなかったけど、確かに今声が聞こえた。
皆に確認をする。

堀川「･･･兼さん、聞こえた？」

和泉守「･･･加州には悪ぃが、なんも」

他の皆も顔を見合わせて首を横に振っている。
･･･聞こえてないのか。

「空耳･･･？」

俺には確かに聞こえた。
けど、こうも皆に否定されると自信もなくなってくる。

「変なこと言った。ごめん。･･･帰ろっか」

うん、とでも言うようにみんなが頷いた、その時。
･･･叫び声が聞こえた。

『逃げるしかないってぇぇぇぇぇ！！！』

！！
この声、さっきの･･･！

膝丸「A･･･！？いや、そんなまさか･･･！！」

膝丸さんは、あの声に聞き覚えでもあったのか、考えこんでしまった。
え、というか逃げるって･･･。

「ねぇ、逃げるってさ･･･色々やばいんじゃないの」

堀川と和泉守が顔を見合わせる。

堀川「･･･僕達は、加州の判断に任せるよ」

五虎退「僕も、同じ意見です･･･！」

続けて同田貫も、膝丸さんも頷いてくれた。
皆･･･。

「じゃあ、追う！」

･･･皆で、声のする方を追った。
そこに居たのは。

膝丸「Aｯ！！！」

重傷の刀剣女士･･･？と、検非違使だった。
誰。
と思いながら皆で検非違使に斬りかかる。

膝丸「恐るるに足らず！」

五虎退「痛かったら、言って下さい」

堀川「悪いけど、僕も結構邪道でね！」

和泉守「そーら目潰しだ！」

「フェイントに見せかけて、攻撃！」

同田貫「叩き切ってやる！」

　

敵を倒したとたん、膝丸さんが刀剣女士に走りよる。

膝丸「A･･･！Aｯ！！」

そっと抱え上げられたその小さい刀剣女士は、ゆっくりと瞼を閉じていった。