ネクタイを緩めたら。【センラ】

センラさいど。 ページ37

夜中、蒸し暑さに目がさめると





自分の下には…藤崎さん？！





俺ずっと乗ってたん？！




慌てて上から降りる。





そして顔を除くと汗ばんだおでこに





少し張り付く髪の毛。




暑かったよな、ごめんな〜という想いで




前髪を人差し指で少しすいた。




でも貸した覚えのない






古い浦島坂田船のライブTシャツを着てて






不覚にも「可愛すぎるやろ…」と





声が漏れてしまった。





洗面所にかかってたやつ使ったんかな。




あ、部屋片付いてる




洗濯物畳んである






やった覚えのない家事に色々と気づく。





それこそ一発芸やないけど、惚れてまうやろ…





ささっとシャワーを浴びて





ベッドに戻り





愛しくなった藤崎さんを抱きしめながら寝る。





寝ぼけてたって設定で




これくらい許してな。





いつかちゃんと




好きやで。って




伝えるから。




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