ネクタイを緩めたら。【センラ】

センラ33 ページ34

セ「ついたで〜」





鍵を開けてもらい、中へ入る。




「お邪魔します…」





2度目のセンラさん家




なんかいい匂い




センラさんの匂いだ…




1回目はそんなの気にもしなかったからな…






セ「ビールしかないけど飲む？」





とビールの缶を差し出される。





「頂きます」




缶を受け取りビールを流し込む。




美味し。




…ん？なんか忘れてないか？




ぐびぐび聞こえる方を見ると





「あー！！！センラさんもっとゆっくり飲んで！」





半分以上失われたビールの缶を置いたセンラさん。






セ「大丈夫やって〜」





もう遅い…大丈夫じゃないんだって…




ーーーーーーーーーーーー


ソファーで私の隣に座ってるセンラさん。



セ「Aちゃ〜ん？何で怒ってんの？」



「センラさんなんて知らない！」



大変なのは私なんだから！



酔っ払い相手にお酒飲んだって上手く酔えないわ！




そっぽを向いてビールを飲んでいると




後ろから手がのびてきて、




ほっぺに手が添えられる。




そしてセンラさんの方を向かされ、




セ「怒ってるその表情かわええなぁ…
もうね、食べちゃいたいくらいw」




「いだいいだい！！」




頬の肉をつまんで引っ張られたり





押しつぶされたり。





痛いってば！





セ「ほんまに美味そう…」






かぷっ






「へっ？！」





ほっぺたを噛まれた。甘噛みだけど




動揺したせいで





ぽろっと手からビールの缶が落ちて




スーツにかかった。





だばー






「あぁ！！」




慌てて立ち上がる。




セ「すー…zzz」





力尽きたのかセンラさんは




ソファーに倒れこんで寝てる。



起こしても起きないから




「勝手に色々使っちゃいますよー
いいんですかーいいんですねー」



勝手に色々借りる事にした。

センラ34→←センラ32

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す