優等生はアレが欲しい…4【名前変換オリジナル】

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奏斗「…玲香さん」





「私なら大丈夫だよ、みんなにも散々血を飲まれてきたから慣れてるし…それに奏斗くんがどんな牙を持っていたって、奏斗くんは奏斗くんなんだから関係ないよ」





奏斗「…」








全員の牙を知ることが出来た。

私に残された時間は本当にわずかで、みんなとこれからも過ごすには…誰か一人を選ばなくてはいけない。


誰とこれからを共にするのか、私の中の答えは…






「奏斗くん、私…ちゃんと決める」



奏斗「はい、きっと玲香さんが決めた相手なら上手くいくと思います。」







「ありがとう」









これから誰と契約を交わすのか、そして私は誰のことを本当に特別に思うのか…



それは…









本当はとっくに決まっていた。









奏斗「でも、今から俺にも…可能性があるなら…」





「え？」





奏斗「………いいえ、なんでも」









――――――――コンコン





裕也「玲香ちゃん、ご飯できてるよ」


「あ、今行くね〜」



裕也「はーい」









奏斗「…行きましょうか」



「うん、みんな待ってるね」









誰かを選ぶこと…それは誰かを選ばないこと。

それは十分にわかっている。






でも私は、選ばないっていう選択肢はとらない





みんなが大事だから、私は素直に…

貴方が…欲しいって言うから。

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