俺のスカート、どこ行った？＃４ (ページ26)

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Akechi.Side

『ははっ(笑)‥‥はははっ(笑)

む、むり(笑)、金髪‥‥(笑)、クハハハッ(笑)』

「笑いすぎだろ‥‥」

男装した蘭と女装した俺。

俺は金髪のカツラにピンクのドレス。

蘭は黒のショートヘア―のカツラにウエイターの衣装。

『涙出てくる、(笑)』

「いい加減にしろって‥‥」

『いいじゃん似合ってるよ‥‥ふっ(笑)』

「笑ってんじゃん」

蘭の奴、めっちゃバカにしてくる。

くっそ‥‥男装が思いのほか似合っててなんも言えねぇ。

ｸﾗｽﾒｲﾄ「蘭！一緒に写真撮ろ！」

『え～‥‥またぁ？』

「撮ってやれよ」

『‥‥わかったよ』

クラスの女子ほぼ全員に写真を撮ってくれと言われ、疲れ切った蘭。

あれから学校は毎日遅刻せず来てるし、よく笑うようになった。

髪型はそのままだけど。

駒井「西園、めっちゃイケメンだな」

「え？あぁ‥‥そうだな」

東条「当日、すごい人気になりそう」

若林「西園さん、人気者だもんね」

へ～‥‥‥

「え！？、そうなの？！」

牛久保「え？知らねぇ―の？」

駒井「まぁあの髪色っていう理由もあるけど、顔は普通に美人だしスタイルいいし。人気って言うかモテ女？」

「へ、へぇ‥‥」

東条「‥‥まぁあんな女子、ほっとく奴はいねぇよなぁ」

「当日告白されたり」とか若林が言うから、少々不安になる。

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