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いつの間にか先生の家に着いて、いつの間にかリビングのソファーに座らせてくれてた。
目の前のテーブルにホットミルクが置かれる。
「落ち着いた?」
『うん……泣いちゃってごめんなさい……』
「別にええけどw」
会話終了。
久しぶりに会って会話が続かない。
『先生は』
「センラでええよ。」
『えっ、でも……』
「先生じゃないし」
『…お仕事なにやってるんですか?』
「普通にサラリーマンやで。」
相変わらずの綺麗な顔で微笑む。
『せん、せ……せ、せんら…?』
「んふふ、なに?」
んふふ、なんてかわいい笑い方にきゅんと胸が鳴る。……なんでそんな余裕あるの。
こっちは心臓がばくばくうるさいよ。
『センラ……あのね______』
"______まだ好き、なの。"
センラが驚いた顔で私を見る。
顔を見るのが恥ずかしくて下を向く。
『……今日、センラに会えて嬉しかった。今もすごいどきどきしてる。だって、好き、だから。高校生のときに言った言葉、忘れちゃったかな…?センラ。俺が好きだったらいいよ、って言ってくれたの。……もしかして、彼女さん、いる…?』
怖くてセンラの顔が見れない。
引かれたかな?彼女さんいるかな?やっぱ無理かな?
喋った衝撃で飴を噛んでしまった。
甘い。
恋ってこんな甘くないよね。
辛い、かも。今。
『ねぇ、せん』
何も言わないセンラにしびれを切らして顔を上げる。
すると、なぜか目の前にある黄色の目。
唇に柔らかい感覚。
そして、喋れない。
キス、されてる。
そう思えたのは何秒後なんだろうか。
それすらわからないほど甘くて頭が痺れてる。
「……あま。飴舐めたでしょ?」
『…なにあじ……?』
「いちごみるく。」
『うん、せいかい…』
センラの顔が赤い。
かわいい。
そう思って不意に頬に手が伸びる。
「なにしとるん?」
『すき。』
「っ……」
センラの質問にも答えず伝える。
もう、恥ずかしくない。
『センラは…?』
「キスした意味、わかっとる?」
『ほんとに、そう捉えていいの……?』
「…当たり前やろ。好きじゃない女の子にキスなんてせーへんわ。」
『せん、らっ、……』
「ふふっ、待たせてごめんなぁ。
大好きやで。」
そう言ってまた私にキスをした。
大好きな人とするキスはいちごみるくの味がした。
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めろん(プロフ) - 翡翠さん» 了解しました!!更新をお待ちください!! (2018年11月26日 22時) (レス) id: 489fc326e0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - めろんさん» 義理でお願いします! (2018年11月26日 21時) (レス) id: dd13c29d25 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - 翡翠さん» リクエストありがとうございます!兄弟というのは血は繋がってますか?義兄弟ですか?答えていただけると嬉しいです! (2018年11月26日 21時) (レス) id: 489fc326e0 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - リクエストなのですが、浦田さんで兄妹愛、性格は夢主が穏やか、浦田さんがツンデレでお願いします!最後付き合う って感じにお願いします。語彙力なさすぎてごめんなさい。わからないところは聞いてもらって構わないです。お願いします!! (2018年11月26日 19時) (レス) id: dd13c29d25 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - ノワさん» ありがとうございます(;;) (2018年11月6日 22時) (レス) id: 489fc326e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろん | 作成日時:2018年10月26日 18時