゜。*6話〜貴方SIDE〜。*。゜ ページ7
同じクラスの内藤さんが、話しかけてくれた。
「おはよう!A!」
『あっ・・・内藤さん!お・・・おはよう!』
A・・・
何て良い響きだろう。
生まれて初めて、自分の名前が好きになった・・・←
「もうっ!入学してから2週間も経つんだから、いい加減“汐乃”って呼んでくれてもいいのに。」
『えっ・・・・・・いい・・・の?』
「あったり前じゃん!私たち、友達でしょ?」
友達・・・
『あ・・・その・・・汐乃・・・ちゃん・・・///』
「照れんでもいいのにっ!ああっ、かわいいかわいい!何この子〜!!」
むぎゅうっ!
そう言って、内藤さ・・・汐乃ちゃんは、抱きついてきた。
「A、いい匂いする・・・ちっちゃくて本当、女子の中の女子だね!かわいい・・・」
『えっ・・・///そんなこと・・・ないよ・・・///』
汐乃ちゃんは、どうしてそんな恥ずかしいことはっきり言えるんだろう・・・
しかも、私が女子の中の女子・・・??
ないよ!!!
・・・い・・・いい匂いって・・・;;
汐乃ちゃんもいい匂いするし・・・
・・・汐乃ちゃんのが十分女の子だよ・・・
汐乃ちゃんは、背も高く細身で、とってもカッコよくて、かわいい女の子。
小顔で、目がパッチリ二重で、鼻が通っていて・・・
性格だって、さっぱりしていて、皆から好かれるような明るい子。
私と正反対・・・
『汐乃ちゃんは・・・私の憧れだよ・・・』
そう言うと、汐乃ちゃんは眼を見開いた。
その刹那、汐乃ちゃんの顔は真っ赤に染まる。
「ちょ、何?急に///そんなはっきり言われたら照れるっての・・・////」
そう言って、私を抱きしめる強さは増した。
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作者名:*aoharu* | 作成日時:2012年3月14日 14時