劣等生36 ページ38
『そこはAちゃんに任せなさい!!』
どや顔をしながらそう言い放つと二人は心配でしかないという顔でみてきた。
何、そんなに信用ならないですか私は。
真「で、何さっさと教えて」
『冷たくない?』
まぁいいやと一言言ってこほんと咳払いをして高らかに私は言った。
『A.◯.フィールドをイメージすればいいんだよ!!』
……いいんだよ……いいんだよ……いいんだよ………とまるでエコーしているように聞こえたセリフは次の発言で空しく散った。
真「ろくでもないこと言うんじゃないかと思ったけどまさかほんとにどうでもいい事を…」
『え!?いやいやいやいや、やってみないと分かんないじゃん!一回でもいいからやって!お願い!』
角「まぁ、俺はやってみるよ」
そういい立ち上がった倫は服についた土をはたいた。
あっ、言い忘れたけど自主練室の床は土だよ?土属性の魔法の練習するには土が必要だからね。
真「角名くん、こんな奴に構わないでいいよ」
『こんな奴!?』
真留からこんな奴呼ばわりされた…ダメだ…私のメンタルぼろぼろだ…
角「それじゃあやってみる」
真・A「ファイトー」
角「っ!!」
倫が力を込めるとそこには確かに上位の防御魔法ができていた。
『おぉぉぉぉぉ!!』
真「えぇ、ほんとに…」
角「できた」(^∀^)ドヤァ
『その顔は腹立つ』
真「右に同じく」
すとんと私の隣に座った倫は笑いながらありがとう、と言ってきた。
角「A.◯.フィールドイメージしながらしたらできてちょっと驚いた」
『最初の頃は私もそうしながら練習してたし』
角「ふーん、てことは使えるんだこの魔法」
………しまった。調子に乗って口を滑らしてしまった。…いや、まだ大丈夫だ。
『別に練習してたけどできないよ、私』
角「あっそう」
真「そうに決まってんじゃん。できてたら他の魔法も中位使えるよ」
真留ナイスフォロー、そう心の中でグッジョブと親指を立てた。
『ほら、角名くんも自分の練習に戻りなよ』
角「急に何でまた厄介払いするように」
『そろそろ私の心臓がもたない。あの二人に睨まれてるのきつい』
そういい視線をそらした先にはものすごい嫌悪を放ちながらこっちを見てる双子がいた。
目つきめっちゃ悪いじゃん。ほんとに怖い。視線で殺されそう。
スッと視線を元に戻すとめんどくさそうな顔をした倫がいた。
角「機嫌とるのめんどくさい…」
真・A「ドンマイ」
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ひじき(@∀@)(プロフ) - みぅぅさん» コメントありがとうございます!そうですよね…やっぱり掛け持ちって大変ですよね…ならば私はこの作品を最後まで書き通すのみです!とても好きと言ってくれたこと、作者の力となります!不定期にはなると思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
みぅぅ(プロフ) - 掛け持ちって、ホントに大変だし、どうしても新作の方に気合いが入るので…。私として、この作品とても好きなので、掛け持ちよりこの作品1つに集中してくれるとめっさ嬉しいです笑 (2020年5月31日 20時) (レス) id: 0dfb034380 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - まりもさん» ありがとうございます!更新めちゃくちゃ遅いですけど楽しみにしてくれると嬉しいです!頑張ってまいります! (2020年5月17日 12時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - こんな感じの小説(語彙力)大好きです!!続き頑張って下さい! (2020年5月16日 19時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(@∀@)(プロフ) - イーディスさん» ありがとうございます!これからが大変なので頑張ってまいります! (2020年3月23日 13時) (レス) id: 83953b52d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひじき(@∀@) | 作成日時:2019年2月15日 0時