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そうか、今日の見回り当番は一番隊だった。
けどよりにもよってコイツに見付かるとは。ついてない。
「雌豚同士がくっついてらァ。何お前らソッチ系……」
「「んなわけあるかぁっ!!」」
私と神楽ちゃんの蹴りが入り、沖田隊長は悶絶する。
「オイ医者モドキ……てめー何隊士怪我させてんでィ」
「仮にも一番隊隊長ともあろうお方が、たかが医者モドキの蹴りに耐えられないと?」
「お前どう考えても何か特殊なトコ攻撃しただろィ。急所みてェな……。体が痺れて言うこと聞かねェ」
「発言には注意された方がいいと勉強になったでしょう?神楽ちゃん、行こう」
「ハッ、ざまぁないネ」
うずくまる隊長を置き去りに、私は神楽ちゃんと歩き始めた。
…あーでも、大丈夫かな。
チラッと背後を見やる。
さっき私が蹴りいれた所、下手したら数十分まともに動けなくなる場所なんだけど。
「A、どうかしたアル?」
酢昆布を頬張りながら、神楽ちゃんは私を見上げる。
まあ、大丈夫か。
「何でもないよ。そうだ、神楽ちゃん、今度お手製のシロップ持っていってあげようか?」
「本当アルか!?Aのシロップ、美味しいから好きネ!」
「ふふ、ありがと」
私は気付いていなかった。
今この瞬間、沖田隊長にフラグが立ってしまったことに。
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茸筍 - でも、カッコいいわ (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
茸筍 - 吉沢亮に血染めの犬の餌投げつけるかw w w (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - さわさん» そこまで喜んでいただけて嬉しいです!(*^▽^*)続編も頑張ります!! (2017年5月29日 22時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)
さわ - やったァァァァァ!!w続編なんてすっっっごく嬉しいです(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!楽しみに更新待ってますね!(*´ω`*) (2017年5月29日 22時) (レス) id: e6f444c96b (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - mokamoiさん» い、いちばんですか!?(゜ロ゜;ノ)ノそんな、とても恐れ多い誉め言葉を頂けるなんて光栄です・・・!ありがとうございます!頑張ります! (2017年5月29日 5時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜夜華 | 作成日時:2017年5月12日 2時