【名探偵コナン】ラプソディー3【警察学校組】

水族館事件4 ページ34

蘭「私は勝手にそんなことしちゃダメだって止めたんですけど…」


蘭が申し訳無さそうに目暮たちに言うが、松田が現場にまた勝手に踏み入れた新一に鉄拳を落としそうになるのを伊達が止める



目「しかし何故その女性は名乗り出ないのだ？」


萩「たぶん付き合ってまだ日が浅いか……」


新「彼を刺殺した犯人…ていう可能性もありますよね？」



彼氏が刺されたのに、と目暮は眉間にシワを寄せて首を傾げるが、その女性は事件に関わりたくないか容疑者の一人と萩原と新一は予想する

　

それから動画や写真に犯行の場面が映ってないか確認のため、水族館内にいる客全員の携帯が回収された



伊「悪ぃな、せっかく楽しんでたのにこんな事件に巻き込まれて足止めさせちまって…」


伊達は眉尻を下げ、Aとナタリーに謝罪をする



ナ「私たちは大丈夫よ？」


『そうですよ。それにしても骨がいる作業ですね？』


水族館内にいる客全員分の携帯となると優位に100台以上あり、松田は「ふざけんなよ！」とブチ切れ、萩原はいつもの笑顔を引き攣らせている





伊「これも事件解決のため、仕方ねーが」


伊達はAに目線を落とし、ガシッと肩を掴み「お前は捜査が終わるまで絶対待ってろ」と有無を言わない圧を掛けてきた


『！？な、なんで…！！？』


伊「今、お前が逃げたら確実にあいつら(松田と萩原)は捜一を崩落させる」


もう俺もお手上げだ、と伊達は今日までの苦労を目で語るようにAに力説する。


『私の命が危険だと本能が告げてます』


伊「大丈夫だ…あいつらも刑事だ。犯罪を犯すようなことはしないだろう」


『伊達さん、思い出してください！彼らは警察学校時代から危険行為極まりないことをしているんですよ！！？』


実際に目撃はしてないが、聞く話は常人離れした行動をやらかしている


それは伊達も漏れなく同罪だが、忘れたとは言わせない。




伊「…………大丈夫だ」


その時は同期として俺も腹を切る、と伊達は訳分からない発言をして明後日方向を向く



『せめて、私の命の保証だけはしてくださいぃぃ！！！』


Aの叫びは虚しく、捜査が終るまでスタッフルームで待機を余儀なくされた



『てか、新一くん高校生なんだから一緒に捜査しちゃダメじゃない？』


ナ「凄い溶け込んでるわね彼…」


ナタリーは新一があまりにも自然に刑事たちに溶け込んでいて目を丸くしている

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