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変わらない日々 ページ25

グレンside

天照を探し始めて12分。
探し始めたと言っても場所は絞れているからそこに行くまでの時間が12分なだけだ。

「天照」

図書室の隅に椅子を二つ向かい合わせて座っている天照を見つけた。壁に頭を預けて左腕を力なく垂れ下げている。体に悪いであろう姿勢だ。

天照はゆっくりと目を開くとこちらに顔を向けた。

「あ〜グレンさま。どうしました?また任務ですか」
ヘラヘラと笑う天照。どこか気の抜けたような笑みだった。

「始末書かけたのかってのと、報告書の提出を伝えてこいってさ」
始末書。その言葉に天照は少し顔を暗くする。

「グレンさま、あの吸血鬼殲滅任務のことは本当に申し訳ありませんでした。私の無力さゆえにあの人たちを死なせてしまって………」
? こいつは何を言っている?

「高梨たちのことか?あいつら死んでないぞ」
「………え?ウソ、だってあの人たちは私の目の前でーーー」
「勝手に殺されちゃ、困りますよ」

俺の後ろに控えていた奴ーーー、高梨紫苑は天照に顔が見えるように一歩を踏み出した。

「!?なんでここに!?死んだんじゃぁ……」
「あなた、自分で渡した薬のこと忘れたんですか」

高梨の言葉にハッとする天照。俺には何がなんだかさっぱりだ。
「まさか、使ったのですか!?あの『仮死薬』!」
はい、と頷く高梨。それに怒涛の勢いで怒り出す天照を眺めていて仲間の大切さを改めて感じた。
………やっぱり仲間がいないとな。

「あ、あと。あの昇進の件はどうするんですか?」
と高梨が問いかける。天照は一旦怒るのをやめてため息をついた。

「蹴りますよ。昇進なんてどうでもいいし。それに主より上の階級になるわけにはいきませんから」

「そんな気遣い、いらねぇっての」
天照は吸血鬼の住む地下都市からいろいろパクってきたらしく、研究が大幅に進んだとかなんかで昇進の話が入ってきている。それを断るそうだ。

「またぁ中佐ぁ。素直じゃないですね」
天照に背を向けて、
「うぜぇ。もう戻る。用件は伝えたからな、高梨、行くぞ」
と、言う。
「は、はいっ!!」
高梨の少し控えめな返事を聞きながら歩き出す。







ーーー今日は、平和だ。

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むしとりあみ+(プロフ) - 藍羅@天月君なう@深刻な甘党加湿器不足さん» ……(^p^)差なんてないない。 (2015年5月29日 20時) (レス) id: 614015f0a9 (このIDを非表示/違反報告)
藍羅@天月君なう@深刻な甘党加湿器不足(プロフ) - むしとりあみ+さん» 君との差がすごすぎてだよ…ていうかもう遅いの!?見られたってこと!?どういうこと!?今夜は枕を濡らすぞい… (2015年5月29日 20時) (レス) id: da7d4163e1 (このIDを非表示/違反報告)
むしとりあみ+(プロフ) - 藍羅@天月君なう@深刻な甘党加湿器不足さん» もう遅いのじゃ……天才は僕が一番嫌いな言葉だぜ。なんで泣くほどなのさぁ、僕何かしたか? (2015年5月29日 19時) (レス) id: 614015f0a9 (このIDを非表示/違反報告)
藍羅@天月君なう@深刻な甘党加湿器不足(プロフ) - 隣のクラスの僕だよキリッ…なんだよ!!お前天才じゃねぇかよ!!僕もう泣きたいよ!!むしとりのバカああああ!!恥ずかしくて死にたくなっちゃうから僕の見ないでくださいお願いします((土下座 長文すまん (2015年5月29日 19時) (レス) id: da7d4163e1 (このIDを非表示/違反報告)
むしとりあみ+(プロフ) - 夏さん» うん、ありがとう!長かったよね笑 (2015年5月20日 19時) (レス) id: 614015f0a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むしとりあみ+ | 作成日時:2015年1月19日 21時

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