第168Q ページ7
黒「とても嬉しかったんです。」
空中を見つめたままテツヤが言った。
黒「目立ちたかったとか、褒められたかったとかではなく・・・、ただ、僕には努力したという自負があったので、それが認められたきがしました。
Aさんは、僕が欲しかった言葉をくれました。」
それは良かったよ。
黒「多分、認識したのはその日からです。」
ん?何を?
認識、という言葉に首を傾げる。
黒「今から僕が言うことは、Aさんを困らせます。
でも、むしろそれでいい。」
え?
じっ、と私を見るその目を、私は知っていた。
・・・青峰と同じ、目だ。
黒「Aさん、僕、」
ダメな気がした。
その先を聞いたら、戻れない───。
『まっ、て!!?それ以上は・・・』
黒「嫌です。」
『えぇ・・・』
即答され力が抜ける。
テツヤは、短く息を吐いた。
黒「好きです、Aさん」
あぁ、
黒「僕のことだけ考えてください。」
この人は私を困らせに来てる。
混乱させて、無意識に自分を考えるように仕向けてる。
『・・・テツヤの馬鹿。』
黒「だから言ったでしょう。僕は優しくないって。」
でも、と視線を落として彼は続ける。
黒「本気ですよ、僕。
投げやりとかじゃないですから。」
その表情が、脳裏に焼き付いた。
『それは、わかってるよ。・・・ちょっと時間もらっていい?』
黒「はい」
私先戻るね!と言い残して、駆け足でその場を去った。
部屋に戻ると、急に冷静になれた。
どうし、よう・・・
正直、嬉しかった。
どこかで、こう・・・欠けてたピースがハマった様な、そんな感覚がある。
でも、言い換えると、完全に満たされてしまってる。
私のこの気持ちは、一体何?
苦しくて、思わず胸を抑えた。
わかんないよ・・・
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涸萌佳雨(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます><落ちについては、もう既に決めているのですが、正直どっちも捨て難く、また迷い始めてます笑笑しっかり読んで考えてくださって感謝です!最後まで見届けてくださると嬉しいです^^/ (1月13日 2時) (レス) @page30 id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 初心者です!さん» コメントありがとうございます!シリーズ1からいらっしゃいませ!楽しんでもらえているようで何よりです><ゆっくりですが更新進めておりますので、これからもよろしくお願い致します〇 (12月19日 14時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - シーズン1から読んでいたら、青峰落ちもいいな!と思ってしまいます… (12月19日 13時) (レス) @page5 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - シリーズ1から来てます!すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (12月17日 15時) (レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!!応援の言葉励みになります;;これからもよろしくお願い致します>< (12月1日 10時) (レス) id: be90f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2023年1月13日 21時