第191Q ページ30
ブザーが鳴る。
あの後、リバウンドのボールは1度大我が掴んだものの、青峰がそれを弾き飛ばした。
桐皇側へと向かっていくボールに、いち早く反応したのはテツヤだった。と言うより、そこにボールが来ると分かっていたような動きだった。
青峰がブロックすると確信していた?
黒「…いいえ、少し違います。僕が信じたのは、両方です。
でも…、最後に決めてくれると信じているのは1人だけだ!」
テツヤの目の先には…
黒「火神君!!」
ボールがゴール下の大我に向かってパスされた。
彼を止めようと青峰も全力だった。
誠凛は、桐皇に勝利した。
ブザーが鳴ったのと、大我が青峰のブロックを押し破りダンクを決めたのがほとんど同時だった。
みんなが立ち上がって喜んでいる中で、私はひっそり泣いていた。
誠凛が勝った、桐皇が負けた。
それは青峰が負けたことを意味した。
ずっと、青峰を救いたいって思ってたのに、私は彼を縛り付けていたような気がした。
そばで見てきたつもりが、こんなことになっていたなんて…とても不甲斐ない。
降「A、今は思うこと色々あるだろーけどさ!一旦全部置いといて、喜ぼうよ。俺たち勝ったんだぜ!?」
『光樹…』
光樹の笑顔が私を見つめている。
『…そうだね!1回戦突破!!すごいよ!!』
今は純粋にこの勝利を喜ぼう!!
そうやってコートに目をやると、笑顔の誠凛メンバーが見えて、私は胸が熱くなった。
やっぱり、いいな…
その時、テツヤがフラッと倒れかけた。
限界まで力を出し切ったからだ!もう立ってるのも精一杯に違いない!
隣にいた大我が慌ててテツヤを支えたのを見て、フゥと肩をなでおろす。
青「ったく…支えてもらって立ってるのがやっとかよ…
これじゃ、どっちが勝ったかわからねーじゃねーか。
けど…、それでよかったのかもしんねーな
結局敗因は、その差だった…ってことだからな」
青峰…
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涸萌佳雨(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます><落ちについては、もう既に決めているのですが、正直どっちも捨て難く、また迷い始めてます笑笑しっかり読んで考えてくださって感謝です!最後まで見届けてくださると嬉しいです^^/ (1月13日 2時) (レス) @page30 id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 初心者です!さん» コメントありがとうございます!シリーズ1からいらっしゃいませ!楽しんでもらえているようで何よりです><ゆっくりですが更新進めておりますので、これからもよろしくお願い致します〇 (12月19日 14時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - シーズン1から読んでいたら、青峰落ちもいいな!と思ってしまいます… (12月19日 13時) (レス) @page5 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - シリーズ1から来てます!すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (12月17日 15時) (レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!!応援の言葉励みになります;;これからもよろしくお願い致します>< (12月1日 10時) (レス) id: be90f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2023年1月13日 21時