第178Q ページ17
TOで選手らがベンチに戻ってくる。
真剣な眼差しのままの大我に目をやって、私はなんだか、驚いてしまった。
先程コート内で青峰と大我が何かかしら会話しているのが私のところから見えた。当たり前だけど内容は聞こえない。
だけれど、青峰の顔がどこか強ばったような気がしたのだ。
そっか、これを見たら以前の彼を知っている人は驚くよなぁと腑に落ちた。
LAで何があったのか…
伊「とは言え、どうする?戦況が依然厳しいことに変わりはないぞ」
そうですよね。中は守りが堅い…やっぱり、ここは、
日「よし。じゃ、とりあえず俺が外から一本とるわ。伊月、パスくれ」
首を軽くならしながら、日向先輩が何でもないというように言うので、えっ?とあっけにとられら人もチラホラ。
日「桐皇のDFは現状、中が特に堅いから外にもう少し気を向けさせる。とりあえず、そっからもう一度組み立てよう。」
その言葉にリコ先輩は意味深な笑みを浮かべる。
リ「…オーケー。頼んだわよ、日向君!!」
日「おー。」
TOが終わり試合が再開するとすぐ日向先輩にボールがパスされた。
桜井さんが3Pを警戒したのかマークについたが…次の一瞬で為す術なくボールはゴールへと吸い込まれていた。
え!何が起きたの!?
シュート前にバックステップで下がったように見えたけど、速すぎる!
日「成長したのは1年共だけじゃねーぞ、あやまりキノコ」
日向先輩がカゲトラさんと新技を練習しているとは聞いていたけれど、見たことはなかったんだ。
でも、これが、日向先輩の新技なんだとすぐにわかった。
重心を後ろに固定しておくことで、バックステップの速さが格段にあがる、3Pを確実に決めることが可能になる技
小「自信があるからこその日向のセリフは頼もしいったらありゃしないね。それに、クセも出てたし!」
クセ…?
小「首ならしてたでしょ?」
あっ、たしかに。
小「日向にあのクセが出るのは、絶好調の時だけだ!」
WCまでの短い期間で新技を身につけることは、やろうと思えばできることだろう。
でも、絶対にできるという自信まで持てるほどに、磨き上げ、身体に叩き込んできたんだ。
それに気づいた時、日向先輩は、真面目で頼りがいがあって、やっぱりかっこいいなと思ったんだ。
さすが主将!!!
───
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涸萌佳雨(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます><落ちについては、もう既に決めているのですが、正直どっちも捨て難く、また迷い始めてます笑笑しっかり読んで考えてくださって感謝です!最後まで見届けてくださると嬉しいです^^/ (1月13日 2時) (レス) @page30 id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 初心者です!さん» コメントありがとうございます!シリーズ1からいらっしゃいませ!楽しんでもらえているようで何よりです><ゆっくりですが更新進めておりますので、これからもよろしくお願い致します〇 (12月19日 14時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - シーズン1から読んでいたら、青峰落ちもいいな!と思ってしまいます… (12月19日 13時) (レス) @page5 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - シリーズ1から来てます!すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (12月17日 15時) (レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!!応援の言葉励みになります;;これからもよろしくお願い致します>< (12月1日 10時) (レス) id: be90f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2023年1月13日 21時