第105Q ページ29
その後私たち誠凛高校バスケ部は(一部の人には)難関だった実力テストを乗り越え、決勝リーグに向けた練習を始めたのだが・・・
主戦力の大我は、対秀徳戦で怪我をしたこともあり絶対安静で、全くバスケができない&苦手な犬がそばにいる、という拷問のような日々を送っていた。
正直チョット可哀想かな・・・笑
そして、リコ先輩のお父様が運営するジムにあるプールでの練習も始まった
私が水着でそこに行くと、驚いたように声をかけてきたのはリコ先輩だった。
リ「えっ・・・、Aちゃんって、着痩せするタイプ?」
包み隠さず言えば、恐らくこの胸のせいだろう。
自分で言うのもどうかと思うけど、平均よりは少し大きめ。そのせいで男子からの視線が気持ち悪く、普段は敢えて隠すような服を着ていたのだ。
けれど、水着は隠せない。
上は胸元がレースなハイネック・ホルターに、下は襞の多いミニフレアスカート。その色は黒で、さらに白のシースルー素材のラッシュガードを羽織る。
この格好でみんなの前に出るのは、恥ずかし過ぎたな・・・。
日「お前らー食い入るように見るなよーセクハラだぞー」
伊「日向みたいに横目でチラチラ見るのもどうかと思うけど」
そんなこんなで練習がスタートした!
私はプールサイドのベンチにドカッと座っていた大我の隣に着席し、マネージャー業をこなす。
日「黒子寝んな!つか浮くな!!!」
スクワットが相当キツいのか瀕死状態のテツヤにクスッと笑っていると、2号が私に近寄って来た!
『2号も泳ぐ〜?』
なんだか嬉しくってそばに行ってしゃがみ、まるで子供に声をかけるかのように笑顔で言葉を発した。
ふと、そこに影が落ちる。誰かが隣に立っているようだった。
見上げて、驚く。
血色のいい肌に水色のレースアップビキニ。白のラッシュガードは私とお揃いで、中学時代、彼女と購入したものだった。艶やかな桃色の髪は、少し伸びていて、大人っぽさを感じさせる。
黒「桃井さん・・・」
『さつき・・・』
私とテツヤの声が重なった。
リ「・・・えっ、と・・・、どちら様・・・?」
リコ先輩の戸惑いの声に、さつきは・・・
桃「えっとー、なんて言えばいいのかな。
テツ君の彼女です。
決勝リーグまで待てなくて、来ちゃいました」
恐らく語尾にはハートがついているだろう
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時