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俺の言葉にびっくり顔の彼女。









俺がキムテヒョンの事を全て知った上で質問してるなんて、思ってもいないんだろうな、

何て心の中で呟くと少し可笑しな気持ちになり、声を出して笑いそうになるのを堪える。









JK「顔見れば大体分かりますよ。泣くの我慢してますよね?泣いてもいいですよ。」









そんな優しい言葉を掛けると彼女は下を向きながら震える声で答えた。








「っ、泣かない、」









こんなに震えて今にも涙が溢れ落ちそうなのに?この人が泣くのも時間の問題だろう。














そんな事を考えながら下を向き震え続ける彼女をジッと見ていると彼女はギュッと拳を膝の上で握った。









随分強がりな人だ、














JK「…そんなに強く握ったら爪の後、付いちゃいますよ。」













そう声を掛け彼女の手を両手で握ってみると今にも涙が落ちそうな目をした彼女が顔を上げた。













いっその事泣いてしまえばいい。

そしたら慰めてこの人の心に付け入れられる。
















何て思っていると















「手、どかして、」




どこまでも強がりな言葉が返って来て
少しイラッとする。













JK「いやです。」





「なんで、」







JK「力入れるのやめたらどかしますよ。」














そう答え薄く笑う、
簡単な事なのにきっと今の彼女には、出来ないだろうと、分かっていながらも掛けた言葉。



思った通り彼女は、力を抜かない。

















JK「はぁ、頑固ですね、ヌナ。」















どこまでも強がりな彼女にそう呟き
微笑むと、彼女は少しだけ安心したような顔を一瞬見せた。









そんな彼女に







JK「今のヌナには温もりが必要でしょ?」






そう言葉を掛けるとすっと抜かれる力。



だけど泣く気は、無いらしい。



















これは、かなり手こずりそうだと
自分に呟くと、
呆れと憂鬱な気持ちに少しなり
思わずふふっと何故か笑いが出た。















ゆっくり彼女の手を解放すると
ほっとした表情になる彼女。

















そんな彼女を見ていると、上手く思っている通りにいかない歯痒さが全身を駆け巡り
俺は、前を向きなおした。







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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年2月14日 19時

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