ノスタルジア 瞳の中の暗殺者【名探偵コナン】

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２日後




Aは無事退院することになった




風「Aさん！くれぐれも無理して思い出そうとしないように。いいですね？」




『…はい』




風「少しでも記憶が戻ったら連絡してください」





英「わかりました」





高木刑事の車でAの家まで送ってもらった



Aは初めて見るような目で車の窓から米花町を見ていた





蘭「Aが住んでた街よ！見覚えある？」





Aは悲しげに微笑むだけだった




小「ついたぞ！ここが、お前の家だ」




『如月…』



自分の家の表札をみて読んだ




英「濡れるわ」




妃先生がドアを開け傘をさしていてくれてる





そのドアからAが車を降りようとした時だった





『っ！！嫌ｯ…！』





英「どうしたの？A」




おっちゃんが地面を見て雨の水たまりがあることに気付いた





小「水たまりが嫌なんだろう。佐藤刑事が撃たれた時も水たまりだったからな…高木、もう少し前に出してくれ」




高「あぁ、はい、わかりました」




Aはなにかに怯えるように震えていた




A……



家の中に入り何度か家に上がったことのある蘭が案内をした




俺はコナンとしてはこの家には入ったことねーし、おっちゃんと妃先生は入ったことないんじゃねーか？



蘭「ここがリビングで、あっちはキッチン！その隣にあるのが書斎で、こっちがAのお父さんの仕事部屋！で〜2階のここが客室、反対側は物置！だけどこの部屋いつも鍵かかってて開かないらしいのよ…前にAが言ってたんだけどね(笑)」





あの物置鍵なんてかかってたか…？



でも今は確かに鍵がかかっていて中に入れないようになっている



記憶が戻ったらAに聞くか…




蘭「で、3階のここがウォークインクローゼットの部屋で最後にこの部屋がAの部屋よ！」







Aは初めて見るように部屋を見渡した




『っあ…』



机の上にある俺とAがトロピカルランドに遊びに行った時に撮った写真を見て声を上げた




蘭「こいつは工藤新一、って言って私とAの幼馴染よ！」



小「Aのことをたぶらかそうとしているとんでもねーヤローだ！」




そう言っておっちゃんは写真たてを机の上に倒した




誰がたぶらかしてんだよ！




Aは机の横にかかってた空手の道着を手に取った




コ「あ、A姉ちゃん空手やってるんだよ！部活はモデルのお仕事忙しくてもうやめちゃったみたいだけど…」

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