ノスタルジア 時計じかけの摩天楼【名探偵コナン】

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貴女side




きた…ここまで追い詰めた…






観念するんだな！！！！





『新一…もう逃げられないよ！さぁ、どういう事か説明してもらおうかな？もちろん、わたしが納得いく理由で…さぁ…早く出てきなさい、新一ぃ！！！！！』







ギィ…






ど、ドアが開いた…







新「説明も何も、俺もたまたまロンドンに来てただけじゃねーか…」






博「(おいおい…まさか帰国用の解毒薬を飲んでしまったのか！？)」






『じゃあ、何で逃げたりしたの？』





新「そ、そりゃあまあ…俺もロンドンに行く事になったって言いそびれてたから気まずかったっていうか…ははは」





『なんで言ってくれなかったのよ？いくらでも言うチャンスあったでしょ？』





新「あ、だからそれは…」






『わたしだけ盛り上がっていっぱい調べ物して…新ちゃんが居ないから、一人じゃ何も出来ないって自分の無能さに呆れて死ぬ程悩んで…バカみたいじゃない…あの人の言った通りだ…ラブは０…いくら積み重ねても惨めに負けるだけ…』






新「な、何言ってんだオメー…」






『ミネルバ・グラスさんがそう言ってたの！』





新「ミネルバ・グラスって…あの芝の女王に会ったのか？」






『会ったわよ！ベイカー街で！悪い！？』





新「ベイカー街で？じゃあ、そばにガキが居なかったか！？」






『いたよ、コナンくんに暗号解いてくれって紙を渡してたミネルバ様の弟くんが…』






新「そのガキ…何か言ってなかったか？何かを思い出したから来たとか…おい、落ち着けよ…」





ずっと泣き止まないわたしに新ちゃんはそう言った







落ち着けよ…だって？







『わからないの？あんた、探偵でしょ？探偵ならわたしの心ぐらい…推理しなさいよ！バカー！！！』






新「お、おい待て…待てよA！！！」






？「ﾌﾌ…」

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