東卍の白豹Part2

67話:決戦 ページ20

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1週間後


斑目獅音に指定された場所へ東卍メンバーが赴いた
特攻服を着てタスキをかけて＿＿＿



一虎はその指定された場所に着いて目を見開いた

そこは、数週間前に自分がリンチされかけた場所だった




一虎「この場所って...」

『そ、因縁の相手にこの場所でリベンジ出来るって
最っ高じゃない？一虎！血が踊るだろ！！』

一虎「！！そうだな！雪！」



万次郎「みんな、準備はいいか？」

全員「「おう！！」」





マイキーを筆頭に黒龍に対面する

既に待ち構えていた黒龍の構成員は
そんなマイキー達を見て笑った



「おいおい中坊が特攻服背負ってきたぞ？」

「おむつ取れたんか中坊！！」

「卍ってダサ！！」

「なんて読むんだよアレ」

「母ちゃん同伴すんじゃねぇぞボクちゃん達！」

「ゴラァ！！」


斑目「東京卍會だと...！？」






斑目達の前に来たマイキー達は声を上げた



『東京卍會 特攻隊長 今牛雪！！』

場地「東京卍會 特攻 場地圭介！！」

一虎「同じく、羽宮一虎！！」

三ツ谷「東京卍會 親衛隊 三ツ谷隆！！」

林田「同じく、林田春樹！！」

龍宮寺「東京卍會 副総長 龍宮寺堅！！」


万次郎「東京卍會 総長 佐野万次郎！！
東卍の初陣だああ！！いくぞぉお！！」





マイキーの言葉に全員が黒龍に向かって駆け出す


その様子を土手の上から見下ろす“白”＿＿＿



イザナ「さて、佐野...万次郎。どんな器だよ？」








マイキーは真っ直ぐに総長である斑目に突進して行った＿＿＿

各々が黒龍の構成員を片っ端からノして行く



“3コ上”だとか、自分達より倍の数の差なんて
マイキー達には関係なかった

それ程までに圧倒的にマイキー達が強かった



その中でも派手に暴れ回るのは総長のマイキーと
特攻隊長の雪で＿＿＿





あまりの強さと、どんどん劣勢になっていく状況に
怖気づいた奴が1人、また1人と逃げ出していった


そうして気付けば決着がついていた




マイキーによって倒された斑目獅音

雪達によって無力化された構成員


勝敗は一目瞭然だった







マイキーが拳を上げる



万次郎「9代目黒龍はオレ達によって倒された！！
この抗争は東卍の勝ちだ！！！
オマエら！！これからはオレらの時代だ！！！
勝鬨を上げろぉおおっ！！」





マイキーの言葉に、みんなが勝利の喜びと高揚で声を上げた



初めて味わった大きな勝利の喜び

きっと、一生忘れない思い出になった日だった＿＿＿＿

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