東卍の白豹Part2

60話:東卍結成4 ページ13

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場地「特攻隊長？それってオレと一虎の上ってことか？」


『そ、文句ある？
言っとくけど“初代白豹”は“初代黒龍”の特攻隊隊長を
務めてたんだよ、私は初代をリスペクトしてンの
だからそれ以外の役職は認めねェ』



一虎「初代？え、雪は2代目ってこと？」

『言ってなかったっけ？
私、初代から直々に“白豹”の異名を継いだの
だから格好も真似て憧れに近付こうと頑張ってンの』


一虎「そうだったのか...ってかいいのかな
こんな簡単に...」




万次郎「チーム名ももう決めたし」

場地「え！？決まったの！？」


万次郎「東京万次郎會だ！！」

全「「だせぇ！！！！」」


　


マイキーの出したチーム名に批判しか上がらなかった

喧嘩のセンスはあるのにこういうセンスはないのか...




龍宮寺「まぁ名前はともかく賛成だ」

万次郎「ん？ケンチン？」


三ツ谷「ああ、チームがあれば7人で喧嘩する意味があるし
名前はともかく」

万次郎「ヒドイッ」


『そのセンスの無さ...ほンと真一郎君そっくり
つーかずっと思ってたケドそのピンクのパーカー何？
外出する時ぐらいちゃんとした服着なよ』

万次郎「センスないって何！？
少なくともシンイチローよりはオレの方がセンスあるし！」


林田「チームかぁ、ドキドキすんな！
名前はともかく！」

万次郎「...っテメェら！！」




そこで場地が言う


場地「これで決まりだな！！
オレらの全てをオマエに預ける
時代を創れ、マイキー」

万次郎「...おう！」



“名前はともかく”、“センスない”と言われて
しょげていたマイキーは場地の言葉に笑みを浮かべた





万次郎「どんなチームにしたい？」


場地「うーん、そうだなぁ...
1人1人がみんなの為に命を張れる
そんなチームにしたい」

『...！！』

万次郎「うん！」




“強いチーム”だとかそういう理由じゃなく
“仲間の為に”という理由が場地らしかった

そしてその理由に“初代黒龍”の面影を見たのか
自分の本質にあっていたのか
胸がポカポカして嬉しい気持ちになった




『圭介』

場地「なんだ？雪」


『これからどンなにチームが大きくなったとしても
圭介だけはその考えを忘れンなよ
言い出しっぺなンだから』

場地「オレが忘れる筈ねぇだろ？」




『はは、違いねェ
まぁ、私はオマエらの隊長だ
困った時はいつでも力を貸すから』

場地「おう！」

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