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「うお！？鈴鳴、どうしたんだその顔！」
風呂上がり、髪を拭きながら近くの自販機まで歩いていると、飲み物を買っていた烏野の三年生と会った。
菅原さんと目があって、渋い顔をされた。さっき鏡を見たときに鼻とおでこが少し痣になっていたから、多分そのことだろう。
「ど、とうしたんだ？まさか喧嘩で殴り合い…」
「そんなわけ無いだろ…でも大丈夫なのか？」
『あ、はい。さっきちょっと転んじゃって』
派手にいったんですよね、と話しながら水のペットボトルを買う。
風呂上がりに飲む冷えた水ほど美味しいものはない。
「明日も朝早いからな、ちゃんと休むんだぞ」
『ありがとうございます。ところでさっき日向くんがトランプ持って音駒高校の部屋に飛び込んでいきましたけど、放っておいていいんですか？』
「日向ぁ！！」
そんな情報を与えたら、急におとんになった澤村さん。
急いで帰っていく彼らを横目に見ながら、近くのベンチに腰掛ける。
まだ消灯まで時間あるからなぁ、何しようか。
多分烏野部屋には月島くん山口くんあたりがいるだろうし、何なら寝てる気がする。
音駒部屋にはトランプに釣られた木兎さんあたりがいそうだな。
梟谷部屋行ってみようかな。赤葦くんあたりがいたら、ちょっと暇つぶしに付き合ってくれそう。
半分ほどまでに減ったペットボトルを持ち直して、梟谷部屋まで歩く。
前まで来てみると話し声は聞こえず静かだった。大方予想が当たっていたのだろうか。
軽くこんこんこん、とノックして、返事が聞こえたのを確認してドアを開ける。
『こんばんわぁ…あ、赤葦くん』
「あれ、鈴鳴どうしたの？」
木兎さんなら音駒部屋だよ、と言われる。やっぱりそうだったらしい。
『ちょっと消灯まで時間あるし、他の部屋はだいたい埋まってたから、赤葦くんいないかなって』
「暇つぶし？」
『うん、そう』
いいよ、俺も退屈だったから、と言って場所を開けてくれた。
よく見てみればこの部屋には他に誰もいない。どうやらみんな遊びに出かけたらしい。
『あ゛ーっ…つかれたぁ…』
すでに敷かれている赤葦くんの布団の横で、ペタンと座る。
「最後の自主練のせいだろうね。頭大丈夫だった？」
『ごめん絶対わざとじゃないんだろうけどすごく馬鹿にされてる気分』
「大丈夫わざとだから」
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
