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初めての黒尾さんなのでキャラ崩壊してたらすみませんside
木兎と赤葦と体育館で練習をしていたら、入り口付近に烏野のスズチャンが突っ立っていた。
声をかけようと思ったけど、木兎のスパイクにあまりに見入っていたから一瞬ためらった。
声をかけてみれば、ブロックを跳んでくれるという。
一応全国で五本指に入る木兎のスパイクを何度も止めていたし、触っていた。
前回のときから思ってはいたが、普通に上手いんだよな。
そういや、練習試合のときにアタックしてんのみてないな。
興味が湧いたから、よし、じゃあ次スパイクな!と提案してやった。
明らかに動揺している。
スズチャンいわく「下手くそ」らしいけど、この身長で、頭が良くて、よく見て跳べてんだから、鍛えりゃ絶対うまくなると思った。
だから、いつものように挑発をした。
だが今考えれば、それが間違っていた。
「諦めるな」といった瞬間、空気が変わった。さっきまでへらへら笑っていたのに。
突然胸ぐらに手が伸びてきたと思えば、思い切り引き寄せられる。
あまりに急で、何が起こったかわからず、声が出なかった。
木兎も赤葦も同じように固まっている。
「うるさいっっ!!!
何が“諦めるな”だ…どうせ変わらない、練習してもうまくならない!!
何も知らないくせにペラペラ人のこと語って…
俺はもう、跳べないんだよ!!」
無責任に諦めるななんて言うな。
そう言い放ったときのあいつは泣いていて、ひどく苦しそうだった。
すぐにハッと我に返ったと思えば、どんどん顔が青くなっていく。
何も言えなかった。
何があったんだ。そんな今すぐ崩れそうな顔をして、必死に叫んで。
やばい、とりあえず俺も謝んねぇと…と止まっていた頭をフル回転させる。
だけど、言葉が出てこなかった。
俺が口を開く前に、あいつは震える手を話して、「ごめんなさい」といって体育館を飛び出していった。
「お、おい、スズチャン!」
やっと出た言葉は聞こえていないようだった。
「…ずーなりどうしたんだろ。もしかして地雷踏んだ?」
「最後、ちょっと大丈夫って感じじゃなかったですよね」
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うぇーいミスター中途半端だぁーい
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ではありますが頑張ります!澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します!話とてもおもしろかったです!がんばってください!あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます!実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます! (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します!36話が消えちゃってますよ〜! (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます!できるだけ早く更新できるように頑張ります! (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなくま | 作成日時:2022年9月24日 14時