一羽の飛べない雛烏

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「やっぱ上手いなずーなり！めっちゃ当てられる！止めるのはまだ少ないけどな！」

褒めてんのか貶してんのかどっちなんですか。


『どうも…てか、なんですかずーなりって』
「すずなりだからずーなり！結構良くね！？」
『まぁなんでもいいですけど…』


「スズチャンさ、最初コイツのスパイク伺ってただろ？途中から指先まで力入れてたけど、それ基本だからな。途中からギア上げるんじゃなくてさ、はじめっから止めるつもりでいきな」




黒尾さんが俺のブロックを見てこうっ！とアドバイスをくれる。

確かに…と思うところもあったし、この人すげぇなって実感した。





「でもまぁこの木兎のブロック何本も止められてるし、なかなかいんでないの？」

『あ、ありがとうございます…参考になります』

「…よし！じゃあ次スズチャンスパイクな！」




『…っはい？』





あれ、俺最初にブロックだけって言わなかったっけ。

なんでそんな明日お前んち集合な、みたいなノリで言うんですか。




『あー…すみません、俺、ブロックだけのつもりだったんで…黒尾さん打ったらどうですか？』

「え！？なんでだよ！あかーしのトスが打てないのか！？」

『ぇ、いや誰もそんなこと…赤葦くんちょっとへこまないで！？違うからね！？』




やんわりと断れば、木兎さんにつっこまれる。赤葦くんがなんかがっかりしてて、必死に否定する。





「…そーいや、スズチャン練習試合で一回もスパイク打ってなかったよな？囮しかやってなかったのみてたぞ」



ピク、と動きを止める。


まじか、この話されるのか。まあそりゃ一回も打ってなかったら不思議がられるよな…



『…下手くそなんで、練習しても変わんないってゆうか。多分向いてないんですよ、俺』



ははっ、と笑いながら、適当な理由をつける。


そんな、チームメンバー以外にはあまり言いたくないことなんだ。
足怪我してるって言ったら、弱点になって狙われることもあるし。



これで諦めてくんないかな、と思ったけど、理由が理由だったのか、え〜、と挑発モードになった。








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なんかめちゃくちゃそれっぽいこと書いたけど作者知識皆無なんで許してください

あと口調迷子ですが温かい目で見てやってください、おねしゃす

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