ドS超えてサイコな私。【沖田総悟】

#16 ページ17

沖田side









沖田「....」









銀ちゃん「....」







なんか、この空気重いんだが






さっきまで湧き出るようにAの話をしていたが旦那にAが帰ってくるまでここに居てもいい許可を貰った









そうして俺は今普通に座っている



旦那はその向かい側に






なんか、え、なんか、









A！！早く帰ってこい！








かれこれ20分したが俺の願望が届いたのか、そいつは帰ってきた




ｶﾞﾗｶﾞﾗ




A「ただいまー」









銀ちゃん「お、やっと帰ってきやがった」









Aは俺の顔を見るなり驚いた表情を見せる








A「な、なんで総悟が」







銀ちゃん「沖田くんが、お前に話があるってよ」







沖田「少し話し合っちゃくれねぇか」






断られるかもしれねぇ。けど言ってみるだけ..









A「いい、よ。私も話し合おうと思ってた」







マジで？



若干嬉しさを覚えつつ、旦那の方に目をやると









銀ちゃん「はいはい邪魔者は退散ね」








さすが旦那だ







旦那が腰をあげると、チラっと俺の方を見れば頑張れよと小声で言った









旦那には感謝してもしきれねぇや






沖田「そこ、座りなせぇ」







A「うん」









沖田「2つ、聞かせて欲しい」






A「うん」





沖田「あのキスのこと怒ってますかぃ？」









A「怒って、ない」








沖田「じゃあ、なんであの時泣いてたんでぃ」








A「...その質問に答える前に、ひとついい？総悟は、私にどういう気持ちであんなことをしたのか教えて欲しい」






どういう気持ち...あの時はAが愛おしくてやった
これは紛れもない俺の本心。だが、まだその事実は言えねぇ







沖田「今は、まだ言えねぇ。けど、ふざけた気持ちでやってねぇのは確かだ」









A「...そっか」







沖田「で、さっきの俺の質問に答えてくれやすかぃ」








A「あ...あの時は、私にキスをしたのに平然と私と話してたから、もしかしたらあのキスは軽い気持ちでやったのかと思って、誤解...してただけ」

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