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#10 ページ11

沖田side









A「別に?」









そう言って微笑んだ








無理に作った笑顔だとすぐに分かった



瞳の奥は全然笑ってない。むしろどこか傷ついたような






俺にはわかる。好きなやつのことを..Aをたくさん見てきたから









沖田「嘘ついてんじゃねぇよ。言いやがれ」







A「...―――――――れば」








沖田「あ?」









A「自分で考えてみれば!!」







顔を上げたAは涙を流していた








まだ3つも残ってる団子と俺を置いて走り去ってしまった









沖田「お、おい!!」










あいつは何に傷ついてる?









何をした?どうすればいい?きら...われた?



ぐるぐると頭の中で若干のパニックを起こしながらたどり着いた答えは一つ





やっぱり昨日のことしかねぇか...









しなきゃ...よかった









なんだかAに突き放されたショックでしばらくその場から動けなかった






それから残った団子を食べることなく俺は屯所に戻った









―――――――――――――――――屯所内












土方「見廻りに行ったと思ったら...おめぇサイコ娘となんかあっただろ」








沖田「なんでぃ土方さん。あとでもつけてたんですか、訴えますぜぃ」






土方「違ぇよ!!おめぇの顔見れば分かるわ!」








沖田「...」









土方「サイコ娘と何があったかは知らねぇが、仕事に支障はきたすなと言ったはずだ。何かあったんなら言ってみろ」







沖田「土方さんに話すくらいなら言わねぇほうがマシでぃ」





まあ、でも土方さんの意見を聞くのもいいか...今この瞬間断っておいてなんだけど







沖田「実は..」






土方「あれ?話し始めてる?今さっき俺に話すくらいなら話さない方がいいとか言っときながら??」









――――――――――





土方「おめぇは本当にサイコ娘がそのキスのことで傷ついてると思ってんのか?」




沖田「それ以外ないでしょう?逆にそれ以外があるとでも?」





土方「俺は少し違った観点であいつが傷ついちまってると思うけどな」






沖田「..土方さんに話そうと思った俺が馬鹿でした」





土方「あ!?話聞いてやったんだけどぉ!?」









そんな言葉を無視して部屋をあとにした

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 万事屋   
作品ジャンル:恋愛
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みもり(プロフ) - みぃさん» お褒めの言葉ありがとうございます!!!(泣)イラストは約1年前に妹が書いてくれたものなんです!伝えておきますね^^読んでくださりありがとうございます!!! (8月25日 14時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - この小説の作者さんのイラストうますぎません?とてもこの話おもしろいです! (8月23日 2時) (レス) @page26 id: 5f315e50e4 (このIDを非表示/違反報告)
沖田aki(プロフ) - 内藤。さん» ありがとうございます!感謝です!! (2021年7月20日 21時) (レス) id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)
内藤。 - すごい面白いです!楽しみにしてます! (2021年6月18日 23時) (レス) id: c44f8901d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさぎ | 作成日時:2021年5月25日 21時

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