【黒子のバスケ】愛を知らない少女【赤司征十郎】

懐かしい声。 ページ8

夏___









洛山高校の体育教師は少し頭が可笑しいらしい。








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「じゃあ今日は水泳だから着替えてからプール前に集合な。」


今日は三時間目に水泳がある。


しかも男女混合で。


もちろん、着替える場所は男女で違うけど。


男女で一緒に水泳とかあり得ないでしょ。


それに、私には水泳をやりたく無い理由がもう一つある。









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「おーし、じゃあ水泳を始めるぞー。」


先生の声を聞いた後、女の子たちは真っ先に私の後ろに向かった。








「赤司くーん！一緒に練習しよー！」

「赤司くん、今日は100m泳ぐのー⁉」

「ねぇねぇ、私の水泳を指導してくれない？」









とか。


とりあえず、女子たちは赤司の側に群がっていた。


赤司、本人は私のことをガン見していた。


いや、赤司だけじゃなく他の男子も私をチラチラ見ていた。


理由は、分かってる。


私は胸がデカい方なのだ。


一応、Eカップはある。


でもウエストはそれなりに細い方で。


自分で言うのもアレだけどスタイルは良い方だとは思う。









「おい、相川って胸デカくね⁉」

「すげぇ…、Eくらい、あるんじゃねぇの？」

「顔もよく見たら可愛いじゃん。」








とか、好き勝手なことばかり言う男子たち。


貴方「煩いな…。」


そう思ったとき…








ドンッ…＿＿＿


貴方「うわっ…！」


私は身体のバランスを崩した。


そのとき、最後に聞こえたのは…









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「Aっ！」









懐かしい声だった。

お姫様だっこ。→←呼んでないんだけど。

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