【HQ】ある日、好感度が見えるようになった。

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2回目の合宿が始まった。


今度は1週間まるごと、長期間だ。




私のプレイヤーレベルはいつのまにか15を超え、音駒のメンバーの好感度もそれぞれ50を超えていた。




と、ここであることに気づく。



『リエーフの好感度が、めっちゃ上がってる。』

研磨「ほら、前回の合宿でも結構アドバイスあげてたから。」

『あーー』


リエーフの好感度は70まで上がっていた。そのうちクロとも並ぶだろう。


灰羽「Aさーん！今日のお昼何ですかー？」

『冷やし中華だよー』

灰羽「Aさん！でっかいカブト虫いましたよ！！」

『それクワガタだね』

灰羽「Aさーーんッ！！！！」






『……やばい、好感度が、75……』

ボーナスタイムか、と突っ込みたくなるが我慢する。


たいしたことをしていないのに、些細なことで好感度が上がっていく。


これは、まずい。告白イベントが来てしまう。






現実から目を逸らして、他の高校に目を向ける。






練習が終わると、クロとリエーフに半ば強制的に引っ張られて第3体育館へと足を運んだ。





そういえば、月島とのイベントがないな、なんて思いながら、体育館のドアを開けた。

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