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黒尾「A、これ頼んだ!」
『はーい』
福永「これもお願い」
『いいよいいよ』
練習が終わりビブスを回収する。
他の学校も集めて一緒に選択してしまおう。
『清水さん、そっちのも回収しちゃうよ。』
清水「いいの?ありがとう。」
チラリとシオリちゃんの方を見ると、月島くんや影山くんにアタックしていた。結構積極的な子だなぁ。
山口「Aさん、こんにちは。」
『?、あぁ、えっと、山口くん?』
急に話しかけてきたのは山口忠、好感度は60。
少し驚いたが、雰囲気と好感度で、何となく察した。
『もしかして、山口くんも、サポートキャラ?』
山口「一応そうです。」
困ったように笑う山口くんは、なぜか申し訳なさそうだった。
山口「さっきは、こっちのプレイヤーが申し訳なかったです。」
『ん、あぁ、シオリちゃんのこと?大丈夫よ!月島くん狙いなんでしょう?』
山口「うーん、でもツッキーあんまりグイグイこられるの苦手だから……アドバイスしてるんですけど……」
サポートキャラもなかなか大変そうだった。
山口「Aさんは誰にするか決めましたか?」
『あー、私はそういうの別にいいんだよね。』
山口「?」
『ゲームオーバーにならなければいいかな、みたいな。だから烏野の人たちともそこそこ話すくらいだと思う。』
山口「でも、誰も選ばないと……」
そこまで言って、山口は急に黙った。
『え、もしかして誰か選ばないとゲームオーバー!?』
山口「いや、そんなことはないですよ!でも……」
研磨「A、早くビブス洗濯しないと。もう帰る時間になるよ。」
『あ、研磨。ありがとう。』
山口「Aさん。」
最後に山口に引き止められる。
山口「あなたの後悔がないように、選択してくださいね。」
『選択と洗濯でダジャレだった?』
研磨「ふふ、そんなこと考えるのAか福永くらいだよ。」
『山口くんはサポートキャラだけど好感度60だったなぁ。』
研磨「……それは他校のサポートキャラだからじゃない?」
『なるほどね。』
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いもり - すっっっごい面白いです!ゲームみたいにテンポがよく進むので読みやすいしちゃんとドキドキイベント挟んでくれるしで最高です(`・ω・´)更新ゆっくり頑張ってください( *˙ω˙*)و グッ! (4月6日 2時) (レス) @page33 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
Snow moon(プロフ) - めっちゃ面白いです!!結構ゲーム感もあるのに、青春感もあってめっっちゃ好きです!!これからも頑張ってください!!! (4月2日 22時) (レス) @page33 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
七瀬七海(プロフ) - 名無し42761号さん» ありがとうございます( ; ; )更新頑張りますね!!これからもよろしくお願いします! (4月2日 19時) (レス) id: ffedcbaada (このIDを非表示/違反報告)
名無し42761号(プロフ) - 面白いです、!!続きがとっても気になります! (4月1日 23時) (レス) @page33 id: e8c8cf9499 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬七海(プロフ) - 夏斗さん» ありがとうございます!!ゲーム感を出すのに試行錯誤してます笑これからもよろしくお願いします! (3月29日 19時) (レス) id: ffedcbaada (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬七海 | 作成日時:2024年3月19日 3時