【HQ】ある日、好感度が見えるようになった。

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朝起きると、好感度が見えるようになっていた。


孤爪研磨、好感度00


『……何これ？』

研磨「ん、ログインできた？それじゃあ、ルール説明をするね。」

『ルール説明？』



ここは、どこ？目の前の人は、誰？急な展開に、頭の上にはてなを浮かべた。

研磨「早くしないとクロが来るから。」

『う、うん。』

研磨「この上に見えるのが名前と好感度。MAX99で、普通は30から始まる。幼馴染スタートは70くらいからのスタート。60が友達くらいの仲の良さって思ったらいいよ。80越したら脈あり、90越したらほぼ確定で付き合える。」



どうやら、これから会う人たちの頭の上には名前と好感度が見えるとのこと。ご丁寧に私がいつも読んでいるであろうニックネームまで書いてあった。

研磨「ホーム画面を開くと、アイテム、スキルが使えるから。」

『アイテム？スキル？』

研磨「やっていくうちにわかるよ。」

『てか、研磨は意外と私のこと嫌いなの！？』


研磨は淡々と答えた。



研磨「まぁ、おれはサポートキャラだし。そういうの関係ないでしょ」

『サポートキャラなの？』

研磨「ランダムで選ばれる……」

『へぇー、じゃあ私のこと嫌いじゃない？』

研磨「嫌いじゃないよ。」

『良かったぁ』


なんて言いながら、この不思議な世界を一瞬で受け入れた。




物語が、始まる。






こうして、長い長い私の恋愛ゲームが始まった。

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