あかーしの彼女(仮) 【赤葦京治】

プロローグ 赤葦side ページ2

こないだ部活に行った時のこと...


体育館の隅っこで体育座りをしてる木葉さんに声をかけた。



赤｢木葉さん、何してるんですか？部活始まりますよ？｣


葉｢赤葦、俺のことはほっといてくれ！｣



え？なんでしょぼくれてるんだ、この人...木兎さんじゃあるまいし。



小｢あ、赤葦。木葉はほっとけ。失恋中なんだから。｣


赤｢失恋？｣


鷲｢彼女に振られたらしい。｣


赤｢あぁ。｣



彼女か...俺は恋というものを生まれて此方した事ないから、木葉さんの気持ちはよくわからないが、しょぼくれてるほど辛いのか。



白｢あ、そういえばさ、赤葦は彼女いるの？｣



いませんよって言おうとしたら隣にいた木兎さんが話し出した。



兎｢赤葦に彼女がいるわけねぇ！だって俺がいるしな！｣


赤｢ちょっと何言ってんすか。｣


雀｢ダメよ、木兎。赤葦は影でコソコソいるタイプと見た。｣


猿｢え、そうなの？｣



めんどくさい事になったな。いないと言えば、木兎さんの言葉が本気にされてしまう。



赤｢いますよ、彼女。｣



俺は先輩達に嘘をついた。

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