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今日は自分で食べさせて見ようととりあえずスプーンで掬いやすい料理にした。
テーブルに2つ並べたスプーンと食器に不思議そうな顔をしている。
「頑張って食べてみてね」
スプーンを正しい持ち方で持たせて頑張って、と料理の入った食器を引き寄せる。
「？」
わからないなりにとりあえずスプーンで料理を掬っている。
「そのまま口に入れるんだよ」
がんばれがんばれ、と応援していると私の口元にスプーンが寄せられた。
「あーん？」
「...」
違う。違うんだけど可愛い。
めちゃくちゃ可愛い。
合ってるでしょといわんばかりの笑顔でにこにこと待ってられると食べなくちゃいけないような気がする。
「あのね、自分の口に持ってくんだよ」
可愛いけど我慢だ。
私が喜んで食べてどうする。
「、、、」
え、違うのかと私の口元に当てられたスプーンを不思議そうに見る。
「あーんして」
彼の口を開けさせてそのままスプーンを入れる。
もぐもぐと食べるけどなんだか不貞腐れている。
「上手！」
褒められているのは雰囲気でわかるのかその後も自分で何口か食べていたけど、昨日より少ない量でもういい、と食べるのをやめてしまった。
食べ終わってテレビを見続ける彼を横目に資料の打ち込みを再開する。
だめだ、もう目が疲れてやる気がでない。
彼も邪魔をしてはいけない雰囲気をわかってかぴったり隣にくっついてはいるものの大人しくしている。
カタカタと打ち込む手が遅くなる。
(もう終わろうかな...)
でも今日終わらせないと明日また帰る時間が遅くなる。
はぁ、と小さくため息をついてキーボードに手を置いたま目を閉じると、背中を覆う感覚があった。
いつの間にか後ろに回っていた彼の腕がお腹の前で組まれて首筋に顔が埋められている。
(う、わぁ、、、、！)
座りにくいのか身体を持ち上げられ胡座をかいた彼の上に座りすっぽりと収まる格好になってしまった。
恥ずかしい。
これはとても恥ずかしい。
顔が赤くなっていくのがわかって振り返れない。
暑くなってきて窓を開けてるはずなのに。
彼の身体は人よりも低い体温なのに。
覆われている背中が熱い。
緩くお腹に回された腕が苦しくないように気を遣ってくれていて優しい。
励ましてくれてるんだろうか。
それとも甘えたいだけなのかはわからないけど、早く終わらせないとと仕事ははかどった。
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おかゆ*(プロフ) - 番外編ありがとうございます！小センラさん大好きだったので悶えました……無理しない程度に頑張ってください (2019年10月9日 12時) (
レス) id: 8572672a4d (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - 言葉喋るショタより何も喋らずに言葉理解してなかったり仕草で感情表現するショタの方が天使よな。まぁつまり神ってことよ。何のご褒美ですか。平日の夜中4時ににやけながらこれ読むってただの変態なんですけど。 (2019年6月6日 4時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - あのんさん» ありがとうございます！コメント頂けると励みになります(;o;)これからも楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年5月26日 20時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - とても好きです！！読む度癒やされてます！ (2019年5月26日 20時) (レス) id: 2726eacb2c (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - あーりんさん» 全然！！気長に待ってます！！ (2019年5月22日 0時) (レス) id: 106e1f2421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーりん | 作成日時：2019年5月17日 21時
