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005 危機 ページ5
医者に走るなとは言われた、と言うか走れないけど、早歩きで隣の屋上に向かう。
「早くしないと、徹がっ！」
たった二回分の階段と50m程度の廊下の移動だけで、肺が酸素を求めて、ハァハァと呼吸が荒くなった。
「昔はこんなのなんとも無かったのに。」
要らない思考が脳裏をよぎる。
感傷に浸っている暇はない。そう自分にいいかけて誤魔化した。
何分経っただろうかと言いたいほどに遠く感じた。目の前の三段だけの階段にたどり着くだけで。
屋上の扉を開け放ち、ピンク髪を退けて、徹の前に座る。
「おいっ！」なんて声が聞こえたけれどそんなの知らない。
「僕の目見て、大丈夫、まだ生きてる。」
呼び掛けても口をハクハクと動かすだけ。
僕のせいでこんなになっちゃったんだ。
「徹、ごめん。」
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浜花乃 - 面白かったです！文才ないって言ってましたけど、私より断然ありますよ！それに、上手だなと思います！私もですけど、更新頑張ってください！ (2020年2月15日 20時) (
レス) id: effc3ac0ee (このIDを非表示/違反報告)
皇海 宙(プロフ) - 不思議な感じがします、続きが気になります！更新頑張ってくださいo(｀・д・´)o (2020年2月2日 15時) (レス) id: 38af579ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカゲ | 作成日時：2020年1月30日 16時
