小さくなっちゃった!? ページ8
リクエスト:美虎都さま
A
『突然ですが、私。』
ちまっ。
A
『小さくなりました。(真顔)』
マシュ
『あああああああ先輩ー!!!ハアハアハア』
原因は明確。
昨日の飲み物に混ぜられていたと思われる
『安心安全!P印のチイサクナール』のせい。
しかも注意書きに『安全は保証できません。』とか書いてある詐欺ドリンク。
メディア
『こんなっ!フィギュアみたいなサイズになってしまうなんて!ケースに入れたいくらいだわマスター!!』
マシュ
『私ウラドさんにお願いして可愛い服を作ってきてもらいますねッ!』
うわああああ!
そんなのやめてやめて!
ちょっ、つつかないで!
あっあっ、落ちっ………!
アンデルセン
『…………っとぉ。やれやれ面倒な事になっているなマスター。』
A
『…………先生より縮む日が来るとは思いもしませんでしたよ。』
落っこちそうになった私を受け止めてくれたのは、アンデルセン。
助かったよ先生!
アンデルセン
『とりあえず談話室にいるのは危険だろう。はあ、邪魔をしないのなら俺の部屋に置いといてやるが?』
A
『やったー!先生ありがとうー!!』
なんとか着せ替え人形にはならずに済みそうだ!
先生の肩に乗っかって、執筆をしているお部屋にお邪魔します!
アンデルセン
『で、元に戻る方法にメドはついているのか?』
A
『いやあ、それが全く…。エヘヘ』
アンデルセン
『だろうな…。これは薬は薬でも呪いの類か。』
先生は私の頬をぐいぐい引っ張ったり、首根っこを掴んでぷらぷらさせて遊んでいる。
A
『ちょっ、先生まで遊ばないでくださいよ!』
アンデルセン
『いや、なかなか楽しいぞこれ……あっ!』
先生が短い叫びをあげる。
その途端中に放り出される感覚と、なす術なく先生の顔に飛び込む身体。
A
『ぶつかるーーー!!!?』
ちゅっ…!
アンデルセン
『おい!大丈夫かマス…重っ!!?』
A
『う……ぅ。あっ…!元に戻ってるーー!!』
気がつけば、先生の上に座り込むようにして乗っかっていた!
身体も元の大きさだし、効果が切れたのかな!
アンデルセン
『その、マスター………。』
A
『え………?』
下を向くと、真っ赤な顔をした先生とばっちり目が合う。
アンデルセン
『…戻ったのなら出てってくれー!!』
しばらく先生が口を聞いてくれなくなった。
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てでん - 今更かもしれませんが……どちゃくそ面白かったです (2020年11月15日 0時) (レス) id: 210a21a08c (このIDを非表示/違反報告)
ラブさん - 孔明リリィとイチャコラ(健全) (2020年4月4日 13時) (レス) id: 794297709b (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁 - ちょっとピンクな展開からギャグになるのが堪らなくおもしろいですッ!!!!!! (2019年12月18日 16時) (レス) id: 6a1031d99d (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - とても今さら感がありますが…金平糖は南蛮貿易の時に入ってきたお菓子ですよ〜… (2019年6月2日 11時) (レス) id: de682292c0 (このIDを非表示/違反報告)
第一村人 - お疲れ様です!一気読みしたのですがとても素敵なお話で魅入りました!欲を言ってしまえば続編期待してます! (2018年6月24日 1時) (レス) id: 2f2b87b930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九曜桜(クヨウザクラ) | 作成日時:2017年12月28日 13時