アーチャー クッキング! ページ39
【エミヤvsロビンフッド】
リクエスト:ネロちゃまかわうい様
ダヴィンチ
『アーチャークッキング!この番組は、ダヴィンチちゃん工房の提供でお送りします!本日のお題は…』
ロビン
『待て待て待て!?』
今カルデア食堂には豪華な調理器具が取り揃えられ、キッチンが2つ出来ており…
A
『シェフ!オムライスが食べたいです!』
真ん中に座る私は、綺麗にしかれたテーブルクロスの前で笑顔いっぱいであった。
ダヴィンチ
『なんだい?良いサーヴァントたるもの、主人の胃袋掴まずしてどうするっていうんだ。だからこうして
ロビン
『おかしいでしょ!?ていうか、俺野戦料理くらいしか出来ませんよ!?しかも…』
エミヤ
『…ふむ、オムライスとはマスターも分かっているな。シンプルで単純な料理だからこそ、細やかな技が試される……。』
ロビン
『対戦相手がチートすぎませんかねぇ!?』
A
『えぇ、私はロビンのオムライス…、食べてみたいな…。』ボソッ
エミヤを指差して叫ぶロビンに、そっと耳打ちする。
ぐらっ、と傾くロビン。
ロビン
『……ぅぐ。あぁもう、分かりましたよっ!ただし、期待なんてモンはしないで下さいね!』
エミヤ
『……君がその気なら、こちらも全力で受けて立とう。』
ダヴィンチ
『それでは、制限時間は1時間!始めっ!』
こうして、唐突にアーチャー同士の熾烈なマスターの胃袋争奪戦が始まったのである。
エミヤSide
エミヤ
(フッ、カルデア食堂を任されている者として、マスターの好みは知り尽くしている。)
卵を割る。
混ぜる。
薄く伸ばして焼き、更に上からまた卵をかける。
エミヤ
(オムライスの醍醐味はやはり卵だ。フワフワに仕上げる為に、いかなる苦労も惜しまない…!)
ずがががががが!!
ダヴィンチ
『あれ何?生身の人間の腕がハンドミキサーになってるんだけど。』
A
『す、すごい。早すぎてブレてる…!あんふぇるしゃとーでぃふ…!?』
一方ロビンSide
ロビン
(うわぁ…、なんすかあの腕(?)、完全にプロの域抜けてますわ…。)
あっちが卵に腕をかけるなら、こっちはケチャップライスにかけるとしますか。
玉ねぎは甘く柔らかく、食感が残らないように。
中に刻んだウインナーを入れてやると美味い。
287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てでん - 今更かもしれませんが……どちゃくそ面白かったです (2020年11月15日 0時) (レス) id: 210a21a08c (このIDを非表示/違反報告)
ラブさん - 孔明リリィとイチャコラ(健全) (2020年4月4日 13時) (レス) id: 794297709b (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁 - ちょっとピンクな展開からギャグになるのが堪らなくおもしろいですッ!!!!!! (2019年12月18日 16時) (レス) id: 6a1031d99d (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - とても今さら感がありますが…金平糖は南蛮貿易の時に入ってきたお菓子ですよ〜… (2019年6月2日 11時) (レス) id: de682292c0 (このIDを非表示/違反報告)
第一村人 - お疲れ様です!一気読みしたのですがとても素敵なお話で魅入りました!欲を言ってしまえば続編期待してます! (2018年6月24日 1時) (レス) id: 2f2b87b930 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:九曜桜(クヨウザクラ) | 作成日時:2017年12月28日 13時