まいデア！【ＦＧＯ短編集】

育児出来ずして何が王か！ ページ38

オジマン
『逃げるが勝ちとは正にこの事か…。』

ギルガメッシュ
『子が絡んだ事で奴に勝てる気はせん……。溶岩を泳ぐ女なぞ相手にしていられるか…。』



▼古代王は無事逃げ切った！！



オジマン
『泣くなA…。少々手荒に運んでしまったからな……。』


きゅっ……


オジマン
『………………。』


ギルガメッシュ
『おい、どうした太陽の……。』



オジマン
『お、黄金の…。Aが余の服を掴んだ時胸焼けが……。』ｶﾞｸｯ



ギルガメッシュ
『か、貸せ太陽の。落とされては困る！』


きゅっ……



ギルガメッシュ
『ぐっ……！？』


ギルガメッシュ
(な、なんだ…小さき手で我の身体にしがみつきおって……。見ていると、む胸焼けが…。)




エミヤ
『おい、昼食を作ってきた…、どうした！？なぜスタンと魅了がついている！！？』




inカルデア食堂


もっきゅもっきゅ…


オジマン
『よく食べ、よく寝、大きく育てよ。』

ギルガメッシュ
『雑種が…、よく食うではないか…。おい、口元に食べかすをつけるな！』




新シン
『………おい、あれはどういう事だ？』


ロビン
『俺が知る訳もありませんわ……。』



カルデア食堂史に残る異様な光景。
古代王、幼児の食事を手伝う。



ギルガメッシュ
『よし、食べきったな。贋作、皿を下げよ！』

オジマン
『ぐずり出したか…、そろそろ昼寝だな。』





エミヤ
『今そちらに…、もう行ってしまったのか。まあこのプリンはおやつに回せばいいか。』


しっかりデザートまで用意していたエミヤだった。




inマイルーム


ギルガメッシュ
『…寝かしつけるのはどうするのだ。』

オジマン
『身体を優しく叩いてやるのがよいと言われた。っ…と、よく転がるな。』


ギルガメッシュ
『寝返りを打つたびベッドから落ちそうではないか！ええい、我が腕を貸してやる！』


とん…とん……



オジマン
『なかなか上手いではないか。』


ギルガメッシュ
『よし、眠ったな……。』



オジマン
『そういえば、そのように赤子を叩いていると、自分まで眠くなってしまうそうだぞ？』


ギルガメッシュ
『………ｽｰ』



オジマン
『…疲れたのだな……。』





inマイルームのベッド


A
『ん…、んん。寝、てた？って、わあっ！？』


古代王
『『……。』』



寝てる…。
あと何故か二人からがっちりホールドされてて動けない…。


A
『でもなんか安心するか…も？？』




お疲れ、古代王。

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