まいデア！【ＦＧＯ短編集】

こっち向いてマイガール！！ ページ21

【新宿のアーチャー】
※真名バレ無し！

リクエスト：ネルル様


彼は結局は悪である。


新茶
『マイガール！肩が痛いよ、揉んでおくれ！』


A
『滝にでもあたってくれば？』ﾆﾔﾘ


新茶
『それは色々と酷いよマイガール！！？』





新宿のアサシン
『今日も見事な切れ味。流石我が主ってとこか！』

ホームズ
『今のカウンターはとても良かった。何がとは言わないがね。』ｸｸｯ


新茶
『聞こえているよそこの2人！！』





そのまた後日


新茶
『マイガール、今日も可愛いネ〜！』

A
『お世辞とかいらない。』ｽﾝｯ

新茶
『即答！？信じておくれよマイガーーール！』




セイバーオルタ
『信じろ、か。貴様の中でも最も説得力が無い発言だな。』

邪ンヌ
『いいのよそんな奴信じなくて。後で私が灰にしてあげますから。』



新茶
『アラフィフ泣いちゃうよ！！？』




in談話室

コーヒーを手に、談話室のソファーに腰掛ける。


A
(最近やたらとレイシフトが重なってるから、疲れたなぁ……。)


ふぅっ、と息を吐きコーヒーに口をつけたとき。



新茶
『やあ、マスター君(・・・・・)。お疲れかね？』

A
『とぅわっ……！？』


危うくコーヒーを吹き出すところだった。

話しかけるなら前からにしてよね！？



A
『どうしたの、何かあったの？』

新茶
『フラフラと君が部屋に入っていくのを見かけてね。つい、ついてきた訳サ。』



ひょこっとソファーの後ろからのぞき込んで来たアーチャーは、私のコーヒーを勝手に取り上げて口をつけた。




新茶
『フム、良い香りだ。だがこれ、ブラックじゃないか。君みたいな年頃のレディが好んで飲むようなモノじゃない。』



コツン、とアーチャーがカップの底を叩いた。



新茶
『カフェインの摂り過ぎは良くないよマスター(・・・・)。ホームズの野郎みたいに中毒になんてなったら困るからネ。はい、カップ。』




パチンとウインクをしてアーチャーは部屋を出ていく。

一体何をしに来たのか…



A
『コーヒー……、えっ？』




コーヒーが入っていたカップには、何故かホットミルクが入っている。


A
『…………ずるい人。』



いつも適当にあしらわれては寂しそうにする。

悪の権化とは誰が言ったか。






新茶
『……あ〜、マイガールそろそろ寝たかな〜。あれって、毒にカウントされるのかナァ？』




…睡眠薬を入れている時点で悪なのである。

花と夢と現実と→←我ら恋のキューピッド！？２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す